マーベル・データベース wiki
登録
Advertisement

チャールズ・フランシス・エグゼビア教授は人の心を読み、行動を制御するパワーを持つミュータントである。彼は恵まれし子らの学園の創設者であり、XメンのプロフェッサーXとしても知られていた。


経歴[]

生い立ち[]

少年時代、彼は家に忍び込み食料を盗もうとしていた、変身能力を持つレイブン・ダークホルム/ミスティークという少女に出会った。自分と同じように「普通とは違う」者に出会った喜びからチャールズは彼女を家族に加えた。

才能のあったチャールズは16歳で高校を卒業し、オックスフォード大学に入学。ここで遺伝学、生物物理学、心理学の博士号を修得した。

エリック・レーンシャーとの出会い[]

1962年、遺伝子突然変異についての論文を書き終えたチャールズは、CIAエージェントのモイラ・マクタガートの要請で、ソビエト連邦の組んでいるヘルファイア・クラブの指導者セバスチャン・ショウというミュータントの企みを阻止しようとした。モイラはチャールズとレイブンをCIA本部に連れていき、ミュータントの存在とショウの脅威を上司に説明した。上司はミュータントによる協力を拒んだが、黒服の男の1人が応援を申し出た。

チャールズとモイラは、黒服の男と沿岸警備隊に同行して、クルーズ船にいるショウを追いつめた。ところが、チャールズのテレパシーは同じくテレパスのエマ・フロストの妨害を受けてしまう。ショウたちヘルファイアクラブの面々は沿岸警備隊を倒し、潜水艦で逃亡を図ろうとした。このとき、チャールズたちは1人でショウを追っていたエリック・レーンシャーと出会った。ショウが逃亡すると、チャールズはエリックを取り押さえてCIAのディヴィジョンXに連れ帰った。

Xメン結成[]

そこで彼らは優れた知能を備えた若き科学者ハンク・マッコイを紹介されるが、チャールズは彼もミュータントだと気づいた。チャールズはハンクが作ったミュータント探索装置セレブロを使って、ショウと戦うために訓練するミュータントたちを探し始める。チャールズとエリックはCIAがこのリクルートに介入するのを拒み、2人で各地を訪問し、エキゾチックなダンサーのエンジェル・サルバドーレ、タクシー・ドライバーのアーマンド・ムニョス、服役中のアレックス・サマーズ、少年ショーン・キャシディといったミュータントを仲間に加えた。さらにカナダ人の傭兵ジェームズ・ハウレットにも接触したが、話をする前に断られたのだった。

チャールズとエリック、モイラたちがCIAと作戦を練っている間、集められたミュータントたちは用意された部屋でパーティー騒ぎに興じていた。彼らは政府の仕事にふさわしい秘密のコードネームでお互いを呼び合うことにした。レイブンはチャールズに「プロフェッサーX」という名前を考えたが、彼らがはしゃぎすぎている様子を見たチャールズは機嫌を損ねた。

チャールズとエリックはCIAの部隊と共にソ連の将軍の別荘へ潜入し、ショウを再び捕捉しようとした。しかし、そこに現れたのはフロストだった。チャールズとエリックは彼女を拘束して尋問し、ショウの目的は第三次世界大戦を起こしたあと、ミュータントの支配する世界を築くことだと知った。そのころショウたちはディヴィジョンXを襲撃してエンジェルを寝返らせ、アーマンドを殺害した。施設は破壊され、チャールズは訓練場所として自身の屋敷を提供することにした。訓練中、チャールズはテレパシーでエリックを助け、彼の能力を新たなレベルに引き上げた。

キューバ危機[]

ショウの画策どおり、アメリカとソ連が対立しキューバ危機が勃発すると、ミュータント・チームはブラックバード・ジェットですぐさま現地へ向かった。ヘルファイア・クラブはソ連の貨物船を乗っ取り、アメリカの海上封鎖を破ることで軍事衝突を煽ろうとしたが、チャールズはソ連軍官の士官をテレパシーで操ってミサイルを発射させ貨物船を破壊し、戦争の勃発を回避した。チャールズはエリックがショウの潜水艦を海中から引き揚げるのを助けたが、ヘルファイア・クラブの反撃によって、ブラックバードと潜水艦は浜辺に墜落した。ミュータント同士の直接対決が始まったが、その間にエリックはショウを追い詰めて殺害した。

エリックはショウの死体を伴って、チームとヘルファイア・クラブの前に現れた。エリックは、今やアメリカとソ連の双方がミュータントを敵視していると語り、チャールズにテレパシーで両軍の様子を確かめるよう促した。その言葉通り、両国艦隊は照準を浜辺のミュータントへと向けていた。両軍は砲撃やミサイルを発射したが、エリックがパワーを使って全てを跳ね返した。チャールズはエリックに飛びついて妨害し、砲弾やミサイルは空中で爆発し艦隊に届くことはなかった。もみ合う2人に、モイラが銃撃で援護に入ったが、エリックが弾き返した銃弾がチャールズの腰に命中してしまった。チャールズはその場に倒れこみ、足の感覚がないと訴えた。この出来事に呵責を感じたエリックはレイブン、エンジェル、ショウの部下だったリップタイドアザゼルを連れて姿を消した。

その後、車椅子での生活を余儀なくされたチャールズは、ウエストチェスターの屋敷に戻った。チャールズは今回の事件で活躍したミュータントによる”非公式のGメン”は存続させたいとモイラに話した。モイラはそれを聞き、このようなチームには"Xメン"の名がふさわしいと述べた。モイラは絶対にこの場所を明かさないと約束したが、チャールズはモイラとのキスの最中、この事件に関する記憶を彼女の頭から消し去った。

恵まれし子らの学園の設立[]

1965年、チャールズはハンク・マッコイらとともに、自身の屋敷に恵まれし子らの学園を創立した。

1973年、学園の運営はチャールズの思うように運んでいなかった。ベトナム戦争で教師や生徒の多くが徴集されたため、学園は閉鎖せざるを得なかったのである。失望したチャールズの生活は荒み、彼は能力が消える代わりに歩けるようになる薬を常用するようになった。

歴史改変の最中と改変後の時間軸におけるプロフェッサーXについては、プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア(アースTRN414)を参照

1975年、チャールズはワシントンに赴き、下院議会でミュータントの基本的人権と自由を訴えた。

いずれかの時点において、チャールズは立ち直り、再び学園を設立した。また、禿頭となったほか、能力を打ち消すことなく再び歩けるようになった。

スリーマイル島[]

ウルヴァリンがウィリアム・ストライカーとの戦いを繰り広げていたとき、チャールズはスリーマイル島の施設に囚われていたミュータントたちの脱出に手を貸した。彼はテレパシーでスコット・サマーズに語りかけ、ミュータントたちを出口へと導いた。助け出した中には、ケイラ・シルバーフォックス妹エマがいた。スコットは後にXメンを率いるようになる。

ジーン・グレイとの出会い[]

エリックと再び友好関係を築いていたチャールズは、一緒にジーン・グレイのもとを訪問して学園に迎え入れた。ジーンが秘めている強力なパワーを制御できないと考えたチャールズは、彼女の心をブロックしてコントロールし始めた。

その後、チャールズは再び歩けなくなり、動き回るために車椅子を利用するようになった。

ブラザーフッドとの対決[]

ローガンがミュータントの家出少女ローグとともに恵まれし子らの学園に到着すると、チャールズはローガンが失った記憶を取り戻すのを助けようと申し出た。その後、ローグを狙うブラザーフッドのミスティークが学園に侵入してセレブロに工作したため、チャールズはセレブロを使おうとして昏睡状態に陥った。ローガンを加えたXメンは彼らだけでマグニートーと対決し、リバティ島で世界サミットに出席していた各国の首脳を守った。チャールズはこの戦いの後、完全に回復した。

チャールズはプラスチックの牢獄に入れられたマグニートーを訪ねチェスをした。マグニートーは戦いが続くことを告げ、チャールズは彼とXメンがいつでも相手になると答えた。

ミュータントの団結[]

ストライカーは捕えたチャールズを息子のジェイソンに操らせ、自らの施設に建造したセレブロの改造版・セレブロ2を使って全てのミュータントを殺そうとした。一方、テレパシー攻撃を防ぐヘルメットを被ったマグニートーは、Xメンのメンバーが苦しんでいる間にチャールズに近づき、セレブロ2を使って全ての人間を殺そうと画策する。ストライカーに変身したミスティークが、ジェイソンに人間を殺すよう命令したのだった。しかし、ストームとナイトクローラーがセレブロ2に侵入し、ジェイソンを妨害してミュータントや人間が死ぬ前にチャールズを洗脳から解き放った。X-MENはチャールズを連れ出して脱出するが、その際にジーンが犠牲となり、チャールズがテレパシーを通して彼女の最期の言葉を恋人のスコットに伝えた。

キュアとフェニックス[]

2006年、スコットはジーンの喪失で気力を失っていたため、チャールズはオロロ・マンローを学園の次期校長に選んだ。ほとんどのXメン・メンバーと同じように、チャールズはミュータント治療薬に対して中立の姿勢を取っていた。ローガンとストームはマインド・ブロックを解かれ、フェニックスが解放されたジーンを発見する。チャールズはすぐに彼女をもとの状態に戻そうとしたが、ジーンはローガンの目の前で目覚め、逃亡した。

チャールズ、ウルヴァリン、スコットはジーンの実家を訪れたが、マグニートーとブラザーフッドが既にそこにいた。チャールズとマグニートーは一時休戦すると家にに入ってジーンと話をした。マグニートーがマインド・ブロックについて明かすと、怒りをあらわにしたフェニックスは、念力でチャールズの体を消滅させた。

キュアを巡る争いが終結すると、学園にはチャールズの墓が建てられた。その右側にはスコット、さらにその右側にはジーンの墓があった。

体が消える直前、チャールズは精神をモイラ・マクタガート博士の治療を受けていた脳死状態の双子P・エグゼビアの身体に移していた。

復活[]

復活したチャールズと能力を取り戻したマグニートーは、世界を放浪しているローガンに再開した。マグニートーは種を滅ぼしかねない暗黒の力が近づいていると警告し、チャールズは訝しむローガンに対し、かつて話したように能力を授かったのは君だけでないと諭したのだった。

時を超えて[]

2023年、ミュータントと人類は対ミュータント兵器センチネルの脅威にさらされ、滅亡寸前であった。キティ・プライドが人の意識を過去に飛ばす能力を得たことを知ったチャールズは、自分の精神を1973年に送ってミスティークがボリバー・トラスクを殺すのを止めようと考えた。しかし、遠い昔へ精神を送るには危険が伴うため、ウルヴァリンがチャールズの代わりを引き受けた。チャールズは、ウルヴァリンの心を通して過去を覗き見ていた。過去にいるウルヴァリンが若きエグゼビアに、自分の心を読んで未来の様子を見させたとき、ウルヴァリンの心が架け橋となって未来と若き日のチャールズとを対話させた。チャールズは若き日の自分に、もう一度希望と信念を抱いてほしいと懇願したのである。やがて、センチネルの攻撃が始まり、時間を稼いでいたX-MENのメンバーは次々と倒れていった。センチネルがとうとうチャールズとキティ・プライド、現在に残されたウルヴァリンの身体を殺そうとしたまさにその瞬間、過去改変の試みは成功し、歴史は書き換えられたのだった。

歴史改変の最中と改変後の時間軸におけるプロフェッサーXについては、プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア(アースTRN414)を参照

Advertisement