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ドクター・ストレンジ/ステフェン・ストレンジ(アース616)

< ドクター・ストレンジ

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ヒストリー編集

"もっと強力なパワーがほしいんだ。世界を根底から揺るがすだけのパワーが。星を天国から引き剥がし、新たなる空の元へと届けたいのさ"─ドクター・ストレンジ

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生い立ち 編集

Doctor Strange 2.jpg

Dr. Stephen Strange

1930年、ステフェン・ストレンジは、父ユージーンと母ビバリーとの間に生まれた。両親がフィラデルフィアへ旅行中のことであった。1932年にはステフェンの妹ドナが、ネブラスカ州にあるストレンジ一家の農園で生まれた。ストレンジが時期ソーサラー・スプリームとなるよう運命づけられていることを知ったソーサラー・スプリームの弟子、カール・モルドは、子供ごときに負けじと嫉妬に狂い、8歳の幼いストレンジを捕らえ、成人するまで悪魔と共に包囲した。最終的にストレンジは、モルドの師匠であるエンシャント・ワンに救出される。エンシャント・ワンは当時のソーサラー・スプリーム、地球領域の聖なる守護神であった。苦悩の日々が一、二年続いた後、ステフェンに弟のヴィクターが生まれた。ステフェンが11歳の時、怪我を負った妹のドナを救った。その経験が、医療への興味に火をつけることとなった。高校卒業後は、すぐにニューヨークの大学で医学進学課程に進学した。19歳の誕生日に帰省した際、妹とスイミングを楽しんでいると、妹がけいれんを起こしてしまう。死にもの狂いで探したものの、溺死した姿で発見してしまった。その経験は、ステフェンにとって大きな挫折となり、医学に対する究極の熱意を失ってしまう。

医療の仕事編集

Stephen Strange (Earth-616) performs surgery in Doctor Strange Vol 1 169.jpg

Brilliant Surgeon

ステフェンは、コロンビア大学にて医学の学位を記録的なスピードで取得する。その後、ニューヨーク・プレスビテリアン病院にて5年間研修医として働いた。そこでも急速に成功を手にするステフェンは、どんどん傲慢になっていくのであった。ステフェンの母、ビバリーは彼が研修医期間を終える直前に亡くなってしまう。最愛の母を亡くしたステフェンは、さらに仕事に対する人間味が薄れてしまった。それでもストレンジの才能は依然と健在であったため、30歳手前にして裕福な神経外科医として名を馳せるようになった。
Stephen Strange (Earth-616) from Strange Tales Vol 1 115.jpg

Arrogant Doctor

傍若無人で欲深く、冷淡で非人情なストレンジにとって、終始患者は金でしかなかった。しかし、唯一マデリーン・レヴェルは例外だった。彼女は国連の通訳者で、怪我をしたところをストレンジが助け、二人は恋に落ちたのである。愛の旋風に巻き込まれ、プロポーズするにまで至ったものの、彼のとどまることを知らない物質主義な人間性に嫌気が差し、彼女の方から去ってしまう。

母の死の2年後、ストレンジの父ユージーンも病に倒れてしまう。母の死以降、すでに自暴自棄になっていたステフェンは(本人は断じて認めようとはしないものの)、さらなる悲劇に耐えかね、父の臨終に立ち会うことを拒否した。数日後、明らかに傷心する気配のない兄に激怒した弟のヴィクターはステフェンの自宅アパートまで押しかけ、攻め立てた。対決の後、アパートから疾走したヴィクターは接近する車に衝突してしまう。ヴィクターは死に、罪の意識に苛まれたステフェンはヴィクターの遺体を冷凍室に保管した。未来の医学進歩が彼を蘇生してくれることを半ば望んでの行動だった。

交通事故編集

Stephen Strange (Earth-616) Accident.jpg

Car Accident

Stephen Strange (Earth-616) from Strange Tales Vol 1 110 0001.jpg

Inured Hands

1963年ごろ、ストレンジは交通事故に巻き込まれ、瀕死の重傷を負った。そこで、医者としてのストレンジを崇拝していた天才外科医のドクター・ニコデムス・ウェストが、彼の手術を請け負うことを承諾した。しかし、ドクター・ウェストは、彼の命を救うことはできたものの、酷く損傷した手の神経は治しきることができなかった。プライドの高さゆえに、外科医としてのキャリアに幕を閉じること、コンサルタントあるいはアシスタントとしての役職へと降格することを受け入れられなかったストレンジは、ありとあらゆる噂の治療法を聞きつけては財産を使い果たしてしまう。しかし、それでも効果を見出すことはできなかった。結果、数か月のうちに裕福な外科医は落後者へと転落してしまったのであった。その後は生計を立て直すために(あるいは、増える一方の酒代を賄うために)いかがわしい医療行為を繰り返すようになる。年月と共に、若年期の過ちによる罪の意識は重くのしかかる一方で、それと共に過去の記憶も曖昧になってゆくのであった。

エンシャント・ワンを探して編集

神秘の存在、エンシャント・ワンの噂を聞きつけたストレンジは、なけなしの金を賭けて東洋への切符を手に入れた。チベットにあるエンシャント・ワンの宮殿を見つけることに成功したものの、年老いたエンシャント・ワンは彼の手を治療することを承諾しなかった。その代わり、魔術師としての弟子入りを提案したのであった。それを断ったストレンジであったが、突然の暴風雪のせいで足止めを喰らってしまう。その間、エンシャント・ワンの弟子バロン・モルドが、魔術で召喚した骸骨を使って隠れて師を攻撃しようとしるところストレンジは目撃してしまう。ストレンジはその裏切り行為に対して湧き上がる懐疑心とともに、モルドを問い質した。そこでストレンジは、モルドは身動きを制御する呪文をかけられ、エンシャント・ワンに知らせることも直接モルドを攻撃することもできなかった。その後、年老いたエンシャント・ワンが魔術をあっさり解いてしまった。これらの魔法に心底驚いたストレンジは心変わりをする。モルドの悪行を止めるためには自ら魔法を習得するしかないと考えたのだ。ストレンジは、エンシャント・ワンに弟子入りすることを決断した。利他的な目的による決断に感心したエンシャント・ワンは、モルドの裏切りには気づいているものの、モルドを監視し、あわよくば改心させることを目的に側に置いていることを説明しながら、魔術の制御を解いた。
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Doctor Stephen Strange

エンシャント・ワンは、ストレンジと出会う前から彼の存在のみならず、彼の抜群の潜在能力を認識しており、ソーサラー・スプリームとしての将来性を見込んでいた。その期待は非常に高く、ダイモン・ヘルストームの弟子入りを拒否したほどであった。エンシャント・ワンは、ドクター・ストレンジを自らの後継者にすることを企てていたのだった。

ストレンジは何年もエンシャント・ワンの元で修行を積み、天より授かった自らの魔力を呼び起こすのみならず、世界中の魔力を、そして同じ魔術領域に住むプリンシパリティーの力、ドーマムゥサタンニッシュヴィスハンティなど強力な存在の魔力を呼び覚ますために訓練を行った。ストレンジが現れた数年後、モルドはより強力な力を欲してエンシャント・ワンの宮殿を去った。将来、二人のライバルは頻繁に衝突することとなる。それは、ストレンジが「デス」に対抗する試験に合格したころのことだった。その報酬として、ストレンジは不老の人生を手に入れ、額には十字のマークを授かった。そのマークは過酷な危険に晒されたときだけに表れるマークであった。エンシャント・ワン自身、600年以上前に同じ試験に合格し、ほぼ永遠の命を手に入れたのであった。

魔術生徒になり立ての時期、ストレンジは世界中のソーサラーたちと交友関係を持った。それはジュリアン・ファイフ卿、英国のクライヴ・ベントレー卿、オルフェオ・スピノザ枢機卿イタリアタンクレド・カレッジ伯爵、中東のオマール・カリンドゥラマ・カリフターハン・バリムアジアワイ・チー・イーセン・ユアメリカアレイスター・ケインケネス・ワードフランク・ブラクナーなど。その他にも、ストレンジは二度以上の冒険でブラックフォックスを助ける中でたくさんの地球のヒーローたちとも交友関係を持ったが、その他の冒険ではイモータリズテラー・インクなどに無神論者として扱われた。

魔術コンサルタント
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ストレンジは、7年間エンシャント・ワンの元で修行を行ったあと、1970年代に米国に帰国し、ニューヨークグリニッジ・ヴィレッジにてサンクタム・サンクトラムを設立する。ウォンという何世紀にも渡るエンシャント・ワンの遣いの血筋を持つ人物がストレンジの付き人となり、同時に良き友人となった。この時期、ストレンジはプロセサーズや、アガモンハウス・オブ・シャドウゾタボトル・インプKhLΘgなどの邪悪な存在と戦っていた。また、当時対戦した、人類の夢を餌食にするあの世のナイトメアは、ストレンジの最も手強い敵の一人となった。その謎に包まれたドクターの評判は徐々に高まり、ストレンジは地方自治体や連邦当局の臨時コンサルタントをも務めるようになった。

スーパーヒーローとしてのキャリア
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ファンタスティック・フォーのデビューによって英雄時代が幕を開けたころ、ストレンジは密かにバロン・モルドやナイトメアと戦いを続け、ニューヨークのスーパーヒーロー界隈でも依然と超人的な立ち位置を維持していた。また、ある時アスガードの神であるロキがステフェンを操り、ヒーローである義兄のソーを攻撃する。その裏切り行為は間もなく露呈されることとなるが、それがきっかけでストレンジはロキに敵視されるようになってしまう。後にソーは人間名Dr.ドナルド・ブレイクでモルドとの対戦後のストレンジに手術を行った。その直後、ストレンジは、モルドとの戦いがきっかけで、ミスティック・ディメンションから人々の救助を手助けした若きスパイダーマンと交友関係を持つ。その経験があまりに酷く衝撃的であったため、スパイダーマンはストレンジにその一部始終の記憶を消すように依頼した。それは同時に、スパイダーマンのヒーロー的資質を失わせることをも意味したのだった。若いヒーローの勇敢さと利他的精神に感心したストレンジは、スパイダーマンを友人とし、その後何年にも及んで仲間として戦うのであった。 

Doctor Strange Vol 1 67 page - Clea (Earth-616).jpg

Doctor Strange kissing Clea

昔ながらの敵であるエンシャント・ワンの力が低下していることを察知したドレッド・ドーマムゥは、すぐにダーク・ディメンションにてストレンジを魔術決闘に挑ませる。これは地球領域を侵略する壮大な計画の一部でもあった。その間、ストレンジは駆け出しの魔術師であるクレアからアプローチを受ける。当時知る者は少なかったが、彼女はウマールの娘であり、ドーマムゥの姪にあたる存在であった。クレアは、もしダーク・ディメンションの支配者であるドーマムゥが敗北すれば、次元の境界線が弱まり、マインドレス・ワンによって領域が破壊されてしまうことを恐れていた。そのため、クレアはその決闘に反対していたが、ストレンジはそんな彼女の望みを受け入れなかった。ドーマムゥは簡単にストレンジを打倒したものの、その対戦によってエネルギーが低下してしまい、ちょうどマインドレス・ワンの侵入を許してしまう。ダーク・ディメンションの生息者を救出すべく、ストレンジはドーマムゥの力を借りて境界線を復活させた。自身の弱さに憤りを感じたドーマムゥはストレンジをやむなく助けることとなった。その代償として、ストレンジは地球領域とクレアを助けるとことを約束した。それでも、執念深いドーマムゥはここで受けた屈辱を決して忘れることはなく、ストレンジにとって今後も最も厳しい敵の一人となるのであった。

その後すぐに、ストレンジは手強いミュータントであるサンダウンとの決戦のため、数人のスーパーヒーローらと共にに戦った。これによりヒーローコミュニティーとの絆が強まり、かの有名なファンタスティック・フォーやX-MENアヴェンジャーズなどのスーパーチームら専門のコンサルタントとして活躍した。数か月後、リードスー・リチャーズの結婚式に出席したストレンジは、最愛のクレアとの再会を果たし、二人はニューヨークで同棲を開始することとなる。

その後、ドクター・ストレンジの姿を装ったアスモデウスは突然エンシャント・ワンを捕らえ、ストレンジ自身を残酷な次元へと追放する。アスモデウスに姿を占領されてしまったことで地球領域へ帰還することができなくなってしまったストレンジは、新たな姿を取り入れるために、顔全体を覆うマスクを着用するようになった(おそらく、他のヒーローを真似てのことだろう)。アスモデウスを打倒した後も、ストレンジは自身の匿名性を守るためにもその新たな容姿を維持した。ナイトメアとの対戦中、ストレンジは不用意で名前を明かしてしまうが、当時助けた宇宙の実体的存在であるエターニティーの手によって地球上の書類や記憶から「ステフェン・ストレンジ」という名が「ステフェン・サンダース」に入れ替えられた。そのおかげで、ストレンジの匿名性は依然と守られたのであった。

次にストレンジは、かつて非道のネイムレス・ワンに率いられ地球を占領していた悪魔の種族アンダイイング・ワンの侵入を防いだ。その猛烈な攻撃と対峙するために、ストレンジはアトランティスのプリンス・ナモールと極悪のハルクを操り、自身を擁護させた。アンダイイング・ワンを打倒すると、ストレンジは地球の安全を確信した。その代償として、ストレンジはナモールとハルクを利己的利用してしまったことに悩まされた。そのため、以後は魔術を放棄し、医療コンサルタントとして献身的に日々の仕事を全うするのであった。

ところが、医療への復帰は数週間しか続かなかった。バロン・モルドに命を襲われたため、魔術世界に戻ったのだ。そこで、エンシャント・ワンの協力の元、モルドを打倒した。エンシャント・ワンは自身の便宜上、エターニティーの呪文を解き、世界中の記録や記憶から「ステフェン・ストレンジ」の名を復活させた。その後間もなく、ネイムレス・ワンが再来したのだった。ストレンジはユニフォーム身に着け(マスクは着用しなかった)ナモールとハルクと共にその脅威と対面した。互いに異なる3人ではあったが、親交を深め合い、宇宙人のシルバー・サーファーと共にディフェンダーズの軸を結成した。あくまでチームではなく、緩い繋がりを持った4人は地球の危機と共に散発的に結集し、戦うのであった。

DrSPriest.jpg

A Captured Sorcerer

イルミナティ編集

詳細はIlluminati (Earth-616)Illuminatiをそれぞれ参照

クリー・スクラル・ウォーの直後、地球上で最もパワフルなヒーローである、ドクター・ストレンジ、ブラック・ボルトプロフェッサーXアイアンマン、ミスター・ファンタスティック、ナモールがイルミナティを結成した。イルミナティは、地球の最も影響力のあるヒーローたちによる秘密結社で、異常事態を解決する時のみ稀に彼らが集合する場となった。時に集会に集まれないヒーローがいたものの(ザビエルやアイアンマンなど)、ストレンジは毎度欠かさず参加し、これまで数々の悪魔と対戦してきた経験からあらゆる視点や考え方を提供することに貢献した。

イルミナティは、今後スクラル種族が地球を脅かすことのないよう、警告を目的にその変身する宇宙人種族の母星を攻撃した。しかし、この軽率な行動が返って彼らの地球侵入を促してしまう。これを機に、スクラルらは地球上の実験や分析結果を入手してしまう。それにより、逆転的生物工学およびクローン技術を習得した彼らは、隠れた侵略を実行するに十分な資源を収集することに成功した。

魔術界の最高位編集

ストレンジは、壮大な多次元の実体であるオールド・ワン、シュマ・ゴラズの遣いから攻撃を受ける。彼らは、1000年前に地球を支配していたがハイボリアン時代に追放されていた。シュマ・ゴラスはエンシャント・ワンの精神に入り込むことで復帰を目指した。そこで、ストレンジは自ら師の精神に侵入することでその悪魔と対峙した。ストレンジの負け戦が続いた後、エンシャント・ワンはシュマ・ゴラスの侵入を許すくらいならば自身を殺すようストレンジに命じる。エンシャント・ワンは肉体的な死によりエターニティーと一体化した。そして、ストレンジは宇宙全体の守護者であるソーサラー・スプリームの座を継承したのだった。新たに背負うことになった責任の重みから癒しを求めたストレンジは、ヴィスハンティの本の中の呪文により弟のヴィクターを蘇らせることを試みた。しかし、実際に読んでいたのは吸血鬼の章であったため、ヴィクターにヴァンパイアの潜在力を吹き込んでしまったのであった。そのことには到底気づかないストレンジは、呪文が失敗したのだと思い込み、弟の遺体を再び冷凍室に保管した。

ストレンジは、その後もディフェンダーズと共に冒険を継続した。そのざっくばらんなチームは、数か月の内にアスガーディアンのヴァルキリーやブランヒルド、翼を持った百万長者のナイトホーク、楽観的なヘルキャットなど、たくさんのメンバーを増やしていった。そのことにより、ストレンジはミュータントのマグニートや、宇宙人のネブロン、破壊的なサン・オブ・サーペント、奇怪なヘッドマンなど、魔術的でない敵と戦う機会が増えてしまった。しかし、そのことが返ってチームの友情やクレアに対する愛情を増幅させ、日ごろから孤独な性格であったストレンジを変えることができたのだった。

ところが、その後ストレンジは自身の魔力の著しい低下を実感してしまう。そのせいで、ストレンジはスター・オブ・カピスタンの魂によりレッド・ラジャーに変身させられてしまう。そして、しまいにはその魂に所有されてしまったのだ。ラジャーとなってしまったストレンジは、ニューヨーク市の全ての人々の意識を自身の意識と連結させ、理想郷の社会を創ろうと試みた。徐々に、ディフェンダーズのチームメイトらが彼をスターから解放させることに成功し、その後ストレンジの手によってスターは滅ぼされた。このことがきっかけで、ストレンジはディフェンダーズを去ることとなった。魔術に対する責任感を改め、魔力を常に最高潮に保っておく必要性を痛感したのだ。その後、ディフェンダーズは彼を除いて活動を続け、助けが必要な時のみストレンジは再び参加するのであった。

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ある時、クリエイターズという時空移動するソーサラーたちが、エンシャント・ワンの魂を操り、ストレンジが宇宙と一体化するチャンスを提示した。それを断ったとき、ストレンジはソーサラー・スプリームとしての力およびマントを剥奪されてしまった。ストレンジは、すぐにクリエイターズとの戦いに参加し、彼らの仲間であるイン・ビトゥイーナーを倒し、現実を再形成しようとする彼らの計画を阻止した。彼らの策略は露呈され、エンシャント・ワンがストレンジの肩書を復活させた。剥奪されていた間の彼を知る者はいない。ストレンジの冒険は、体感時間で言えばほんの数日の出来事であったが、地球ではすでに数週間が経過していた。

数か月後、謎に包まれた宇宙人トリブナルズが、ディフェンダーズ創立者の4人を詭弁で騙した。将来ディフェンダーズは宇宙に悲劇をもたらし、その結果チームがばらばらになってしまうということを信じ込ませたのだ。間もなくしてその嘘は露呈されるのだが、ストレンジはすぐにボーダーライン・インベスティゲーティブ・サービス(国境線調査サービス)に助けを求め、(実際にはヴァンパイアハンターの集団であったのだが)ドラキュラと対戦した。そのとき、ストレンジはダークホールドで評判のモンテシ・フォーミュラという呪いをかけた。それは、地球領域内全てのヴァンパイアを絶滅させる呪文であった。しかし、冷凍保存されたヴィクターの身体はヴィスハンティの本による魔法が掛かっていたため、滅びなかった。ヴィスハンティの本は究極の防護学術書であったため(ヴァンパイアに対しても有効である)、ヴィクターの身体は守られたのであった。

その間、ダーク・ディメンションでは、当時の支配者ウマールとの反乱を仕切るために、クレアが戻ってきていた。後に、クレアはウマールが自身の実の母であることを悟る。クレアは、ストレンジの支援を受け、ウマールを打倒し、その王座を勝ち取った。しかし、彼女がダーク・ディメンションの新たな支配者としての責任を果たすということは、すでにソーサラー・スプリームとしての責任を担うストレンジと離ればなれになる必要があることを意味していた。ストレンジの地球への帰り道、再び強欲な宇宙人ウルソナに襲われる。対戦に四苦八苦したストレンジは、所持していた聖なるお守りや、学術書、宝の類をウルソナに奪われることを阻止するためにも、それらのコレクションを滅ぼした。(実際には、ストレンジがそれらを滅ぼそうとした瞬間に、ヴィスハンティの三人の内の一人であるアガモットが介入し、コレクションを隠し取っていたことが後に明らかになる)

宝が失われたことにより、彼らが立ち上げた次元間の障壁の力が弱まり、突如地球は一時は鎮圧されていた魔術的脅威に再び襲われることとなる。ストレンジは、これらの脅威に対して多次元の駆け出し魔術師であるリントラと共に戦った。後にエンシャント・ワンの古きライバルであり、生命を搾取するブラックマジックの巨匠であるカルーが仲間に加わった。宝を失ったことでパワーが低下していたストレンジは、不本意ながらもブラックマジックを教授しようというカルーの申し出を受け入れた。ここで得たスキルは、シュマ・ゴラスが再来し、母星で戦う際に役立った。しかし、シュマ・ゴラスを打倒するために身に着けたその力によって、ストレンジは邪悪な悪魔の神と融合してしまい、その結果彼は墜落した。融合した生命を自殺へと追い込んだ後、シュマ・ゴラスは壊滅し、同時にストレンジの自我が崩壊した。カルーはそんなストレンジの精神を地球へ帰還させ、シュマ・ゴラスの悪魔の痕跡を焼き尽くすことにより徐々に彼の自我を復活へ導いていった。最終的に、この事件は悪魔を故郷の次元に戻し、修復させることを許してしまったものの、地球へ再来することを防ぐことはできたのだった。その後間もなく、ストレンジはダーク・ディメンションに戻り、クレアと結婚した。そして、クレアは地球で彼と共に生活を始めた。ストレンジは、リントラを新たな遣いとして迎えた。そして、アガモットの霊がストレンジが一度失ったかと思われたコレクションを復活させた。そのコレクションが返還されたされたことにより、地球は再び現状を取り戻したかのようだった。

ソーサレス・スプリームでありナイトクローラー(本名、カート・ワーグナー)の育ての母であるマーガリ・スザードスは、ワーグナーが冷血な殺人鬼であると信じ込んでいた。そのため、彼女は魔術を使ってワーグナーの魂を肉体から引き離し、彼女の次元へと送り込んだ。その際、ストレンジは、イルミナティのメンバーで長年の友人であるプロフェッサーXの要望に応え、X-MENを援助した。ナイトクローラーが実際には慈悲のある人間であったことに気づき、同時に彼が無罪であることを知ったストレンジは、その後、X-MENに率いられてマーガリの「地獄」の領域に入り、そこでナイトクローラーの無罪を証明した。それにより、彼らは仲良く地球に戻ることが許されたのだった。ところが、ストレンジは彼のアガモットの眼がマーガリに利用されてしまったことで、奇妙にも彼がその眼の唯一の管理者でないことが分かったのであった。と同時に、彼はその有能かつ謎めいたソーサレスの存在を探求することを決意した。

ヴィクター・ストレンジの肉体がついにヴァンパイアとして浮かび上がり、マリー・ラヴォーの支配の元へと舞い降りたのは、この時期のことであった。ラヴォーはストレンジに対し、ヴァンパイアの節を復唱させ、モンテシ・フォーミュラによる呪文を無効にすることを試みた。しかし、ストレンジはその代わりに地球領域からヴァンパイアの節が含まれたページを全て消滅させたのであった。それでもなお、ラヴォーはヴィクターを、呪文を複製させるために利用し、長年死滅していたヴァンパイアたちを再現させることに成功した。

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Doctor Strange and Clea

インフィニティ・ガントレット編集

すぐに、ストレンジとクレアはダーク・ディメンションへと引き戻された。ドーマムゥとウマールが同時に王座を再び奪い戻そうとしたのだ。最終的にウマールが勝利し、クレアは地球へと追放された。クレアが再び攻撃に向かうための仲間探しをしている間、ストレンジとその他の者はインフィニティ・ガントレットを自在に扱う土星衛生タイタンの統治者サノスとの戦いに引き上げられた。死を崇拝するサノスは、莫大な力を持つインフィニティ・ジェムズ(宝石を蓄えた装甲手袋)を操って、惑星の人口の半分を根こそぎにした。その後ヒーローたちが到来し、サノスを倒し、同等のパワーを操ってその被害を取り戻すことに成功した。

しかし、何年経過しても、ストレンジのソーサラー・スプリームとしての地位を奪おうとする者は次々と現れた。ストレンジは、その度にその地位を失っては、取り戻して来たのである。イアン・マクニーもその地位を奪おうとした者の一人であり、10年間の修行の末、一見ストレンジを滅ぼしたかのように思われた。ところが、今度は新たなソーサラー・スプリームとなったマクニーの地位を奪おうとする者が現れ、都度その者たちを打倒しているうちに、殺しはソーサラー・スプリームの呪いであるということに気づく。ところが、ストレンジは死んではいなかった。むしろ、これまでの戦いで死んだ者は一人もいなかったのである。その後、あのニコデムスでさえもストレンジの地位を奪おうとする。一時は勝ち取ることに成功したものの、あまりに莫大な権力と責任の重さに耐え兼ねて、圧倒されてしまう。

ストレンジはその後間もなく、ヴァンパイアハンター同盟や、モービウスゴースト・ライダーブレイズなどを含み、緩く団結されたミッドナイト・サンズというチームの編成を利用して、他の超自然的な力を宿すヒーローらを集めて同盟を組んだ。これらの戦士たちは、ザラソスリリスの刑罰に立ち会う運命にあった。また、ストレンジは若い魔術師のアウグスタイン・ファイフの指導を短期間行うが、後にアウグスタインは魔術を放棄してしまう。

インフィニティ・ウォー編集

インフィニティ・ウォーの間、マガスとの対戦中に他の地球のヒーローと主導権を分かち合った後、ストレンジはナモール、ハルク、シルバー・サーファーとチームを組み、他の次元から侵略してきたシャンザーと対戦する。

その間、あらゆる魔術領域の君主らが、ウォー・オブ・セブンスフィアでの遣いとして自らの帰依者を召喚し始めた。ウォー・オブ・セブンスフィアは、相反する魔術的存在同士の戦争で、五千年は続くと予想されていた。その間、ヴィスハンティはストレンジの協力を求めたが、ストレンジは自身の地球上の役割を見捨てることはできまいと、それを断った。召喚を阻止することができず、ストレンジは変わりにヴィスハンティの権力を拒絶する。そのことにより、ストレンジは多くのパワーを失った。

その後、ストレンジはより強力となったドーマムゥに襲われた。ドーマムゥは再びダーク・ディメンションを支配するため、クレアを操り、ウマールを退けたのだ。ハルクや、シルバー・サーファー、ゴースト・ライダーの力を借りて、ストレンジはその暗黒の支配者を撃退することに成功した。それでも、ドーマムゥは依然とダーク・ディメンションを支配し続けたため、クレアは再び抵抗するためにその場に残った。その直後から、ストレンジはシークレット・ディフェンダーズを雇うようになった。彼らは、ストレンジが対処しきれない地球の危機に対し、都度その場限りで集い、戦った。また、ストレンジは弟のヴィクターを治療するために、イモータリスの助けを求めたが、永続的な治療法は知られていないということで、受け入れてはもらえなかった。ストレンジの遣いであったリントラは、危険な呪物を破壊する際に死んでしまう。ストレンジは彼の遺体を、蘇生待ちの停止状態にし、古代ケルト魔術の後継者であるキリアン・ケルを新たな遣いとして迎えた。

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Larger than life!

インフィニティ・クルセイド編集

ある時、ゴッデスという女神が、宇宙で最もスピリチュアルな33人のヒーローを味方につけ、宇宙に存在する全ての悪魔を退けるインフィニティ・クルセイドという試みを行った。その時、ストレンジはそのヒーローの一人としてゴッデスに誘拐される。ゴッデスに魅了されたストレンジは、クルセイドに参加した。ストレジは、肉体をゴッデスに仕えさせながら、感情体は弟を見守り続けた。この頃には、ヴィクター・ストレンジは「キロン」という名の新たなアイデンティティーを身に着けており、コスチュームを着たヒーローであり残虐な自警団員となっていた。あまりに凶悪となってしまった自分に気づいたキロンは、自ら命を絶った。ゴッデスの拘束から身を解いたストレンジは、ウォー・オブ・セブンスフィアで更に強力になったウルソナと再び対戦した。

ストレンジが、せっかちな新米召使のキリアンを指導している間、キリアンは呪物によって別次元へと引き込まれてしまう。ストレンジはなんとか彼の居場所を突きとめたが、キリアンはそこで出会ったイスケリオールという女性と残ることを希望した。そこで口論を繰り広げていた彼らを遮ったのは、古代ソーサレスのリリスであった。リリスは自身の凶悪な子孫、リリンを地球へ送り込むために、神秘の障壁を打ち破り始めていたのだ。キリアンは砕けた次元の狭間に閉じ込められてしまい、ストレンジは後に彼を救い出すことを約束し、地球へ帰った。ストレンジは、ミッドナイト・サンズに加わり、リリスとその子孫のリリンと戦った。一時、ミッドナイト・サンズは残虐なモービウスに脅迫されていた。その時、ウォンと婚約していたイメイはリリンのシスター・ニルの猛毒のキスを喰らって死にかけていた。ストレンジは残虐なモービウスを鎮圧し、できるだけ多くの人々を救うことを決断した。しかし、その決断はイメイを死なせてしまう。激怒したウォンはストレンジを見捨て、後に殺そうとするのであった。その後、ミッドナイト・サンズは勝利し、リリンは別の次元へ封じられるのであった。その間、キリアンはモードレッド・ザ・ミスティックに救出され、ワイルドプライドという新たな姿となって地球に帰還した。「アニマル・マジック」を自由に使いこなせるようになった彼は、自分を見捨てた師を恨んでいた。

その後ストレンジは、テクノ・マジックを使うミス=テックに反対するヒーローらが結成する国際連合の一員となった。彼は、いかがわしいそのグループの「アン・アース」の計画により解体されつつあった地球の現実を取り止めた取り留めた、6人のうちの1人となった。ミス=テックは、「アン・アース」という名の地球のレプリカを創り、それを用いて実際の地球を支配しようとしていたのだった。

再び、ストレンジはソーサラー・スプリームの座が危ぶまれることとなる。今回はサロームという翼を持った謎のブラッド種族の一員で、二万年以上前に初めて地球で生まれたソーサラー・スプリームであるとされている者に脅かされたのだ。サロームは、弱ったストレンジから、手もなくそのマントを奪い取り、自身が地球を支配するための支持者を集め始めた。サロームに立ち向かうことができず、ストレンジはシスター・ニル(地球領域に残っていた最後のリリン)を自分の行動記録係およびアシスタントとして、自身と共にポケットの次元へと隔離した。その次元から、ストレンジは魔術を使って自分にそっくりな二人の人格構造を創り上げることで、地球での仕事をこなし続けた。一人目の人格構造はヴィンセント・スティーブンズと呼ばれ、ずる賢いビジネスマンであった。彼は、かのテクノマジックを開発するための資産を稼いだ。一方、二人目はストレンジと呼ばれる、仮面を被った存在であった。ストレンジは、ミッドナイト・サンズと共に戦いながらサロームと対戦するために必要な宝を収集した。また、ストレンジはシークレット・ディフェンダーズのリーダーの座を、エンシャント・ワンの弟子の一人であったドクター・ドルイッドに委ねた。ドクター・ドルイッドはその役割を精一杯遂行するのものの、最終的にはリーダーの座を降板することとなる。

ドクター・ストレンジは、所持していた宝の内のいくつかを、サロームの踊りによって魔術で汚染されてしまう。その時、彼は自身のソーサラー・スプリームの座を奪い返すためにも、最も弱点的分野であったエレメンタル・マジックを集中的に強化しなければならないと気づいた。スティーブンズとストレンジがドクター・ストレンジへの反発を始めたのは、ドクターが辛うじてその魔術を開発したばかりの時のことだった。その対立の結果、スティーブンズは一見滅ぼされたかと思われた。一方、ストレンジはダーク・ディメンションへ送り込まれ、そこの戦士のノーベルと融合する。その二者の融合体はパラドクスと呼ばれた。サロームはウォンに、愛するイメイの魂が、ドクター・ストレンジの手によって悪魔のザオスと結びつけられたことを告げた。そして、ウォンの元師匠でもあるドクター・ストレンジとの対戦に協力することで、イメイを完全復活させることを約束したのである。その後、ストレンジは、サロームがこれまでウォンを騙し続けていたことを本人に示した。イメイは、既に死んでいたのだ。ストレンジが彼女の来世へとウォンを案内した時、二人の仲は再び接近し、和解することができた。しかし、今回は、ウォンはストレンジの召使ではなく、対等なパートナーで、あらゆる意味での良き兄弟のような関係となったのであった。それでいて「古き習慣は打ち破れない」という意識から、時にウォンは再びストレンジを「師匠」として慕うのであった。

サロームを滅ぼした後、スティーブンズが立ち上げた違法な活動の痕跡を追跡し遮断している最中、ドクター・ストレンジは一時的により若く乱暴な人格の存在を察知した。ヴィスハンティに、ウォー・オブ・セブン・スフィアーズの参加を再び呼びかけられたドクター・ストレンジは、未だスティーブンズの痕跡を処理している最中であった。前回の拒否で既に弱まってしまっていた力をさらに失うことを許容することができず、今回ストレンジは承諾した。の体感時間で五千年もの間ヴィスハンティに仕えて敵のトリニティ・オブ・アッシュと戦ってきたにも関わらず、地球に帰還した時にはほんの数か月しか経過していなかった。それでも、凝縮された戦争の記憶により、彼には無精ひげの成熟した風貌が備わっていた。戦争で疲れ果てていたストレンジには、計り知れないカタストロフィ・マジックが身に着ついており、さらに力を増幅させていたのだった。その後、彼は更に自称カオス・マジックと呼ばれるものを習得したと主張したが、後にそのようなものは存在しなかったと撤回する。どのような出来事においても、ゆくゆくはプリンシパリティーからの支援を復活させ、ストレンジは力を修復させるのであった。

オーダー編集

ドレッド・ドーマムゥはこの時、ミュータントのジョナサン・ホワイトとストレンジの仲間であるトパズを利用して、ストレンジを攻撃しに再来した。そして、ストレンジは、その昔ながらの敵であるドーマムゥを撃退した。また、魔術を利用して外科医を送り込み、ドーマムゥの攻撃により苦しんでいたトパズを救った。その後、ストレンジは古くからの敵でありテクノマジックの魔術師である、ヤンドロッスの再来に直面する。ストレンジ、ナモール、ハルク、およびサーファーが団結し、ヤンドロッスの地球襲来を防ごうとしたものの、4人は仲たがいを始めてしまう。最後の対決の時、ヤンドロッスは滅びたかと思われた。そこで、最後の呪いとして、地球の魔力によってディフェンダーズは再び結合させられた。そして、今後地球が危機に直面した場合は、他の関心事の有無に関わらず必ず結束することが強いられたのだった。時には、かつてのディフェンダーズの仲間も彼らを支援した。そのため、どのような仲たがいが生じたとしても、やはり彼らの再結成は感動を招くものだった。ところが、その呪いは4人組のエゴを強調させ、彼らの精神の安定を損なわせるまでに至った。そこで、彼らはオーダーという新たなチームを結成し、地球を管理することで、地球に起きるあらゆる危機を消滅させるよう試みた。クレアを含む他のヒーローは、オーダーとと対戦した。そして、その戦いによって解放されたエネルギーはヤンドロッスの力を更に増大させ、蘇生させるために抑え込まれた。そのことに気づいたディフェンダーズは戦いをやめ、ヤンドロッスは再び人間の姿に戻り、打倒され監禁された。

過酷な試練に動揺したストレンジは、スーパーヒーローのコミュニティーから離脱した。そして、理想的な魔術師であるトパズを5番目の弟子としたが、心理的距離は常に保っていた。ケール一族のブック・オブ・シャドウズの力によって、魔術師を攻撃したモンスター、ヘルファイアの束縛が解かれたとき、トパズはジェニファー・ケールサンタナと共にその脅威に立ち向かった。最終的にトパズはストレンジの元を去り、先の二人と共にブック・オブ・シャドウズの監視役を担うようになる。

その後、ストレンジはミュータントのデッド・ガールを雇い、ピティフル・ワンによる地獄行きの悪党らが復活を狙う様子を観察させた。この間、ストレンジは、古き師匠のエンシャント・ワンの精神と対立した。エンシャント・ワンは、些細なパワーの使い損じによってヘル(地獄)のレベルへと降格させられていたと見られた。ストレンジは、その脅威を相殺することに成功し、同時に昔の師匠に対する慈悲の念を抱いた。ストレンジがデッド・ガールと束の間の恋を楽しんでいる間、ウォンは徐々にドクターの健康面を懸念するようになる。ストレンジは、物忘れが酷くなっていたのだ。

ドクター・ストレンジの挫折 編集

挫折要因:ソーサラー・スプリームでさえ敵わなかったハウス・オブ・M

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Failed Duties: Even a Sorcerer Supreme has lost against the House of M

ハウス・オブ・M編集

スカーレット・ウィッチ(又の名ワンダ・マキシモフ)が、壊滅的な精神崩壊に苦しんでいるとき、ドクター・ストレンジはアガモットの眼を使って、精神崩壊の原因となっている記憶に働きかけ、不意に陥ってしまっていた混沌を食い止めた。弱りきったワンダは、悲嘆にくれた父親マグニートによってゲノシャへと連れられた。そして、絶望したマグニートは、古き友人であり敵でもあったチャールズ・ザビエル博士に、そんな娘への助けを求めた。そこで、ザビエルはドクター・ストレンジを呼び寄せた。しかし、二人が力を合わせても、ワンダを助けることはできなかった。二人は彼女の損なわれた精神を修復し、現実が入れ替わることによって生じるダメージを縮小することを試みたが、彼らの多大なる努力は報われなかったのだ。ワンダのためにできることを全てやり尽くしたストレンジは、集合したアヴェンジャーズとX-MENに、彼自身と、ザビエルとエマ・フロストで、ワンダのパワーからヒーローたちを守ると伝えた。その後、アヴェンジャーズとX-MENを連れてワンダの捜索へと向かったのだった。しかし、彼らはワンダの双子の弟であるクイックシルバーに遮られ失敗し、現実からワープした「ハウス・オブ・M」という場所にたどり着いてしまったのだった。

エマ・フロストとレイラ・ミラーがストレンジの記憶を解除した後、ストレンジはヒーローらと共にゲノシャへ向かい、世界を元に戻させるようワンダに働きかけた。ワンダは世界を元の姿に戻したが、その過程でミュータントの全人口の90%を削減してしまった。生き残ったミュータントらおよび元ミュータントらは、この日を「Mデー:ミュータント史上最悪の日」として記憶している。その後のストレンジの力では、その精巧な呪文を解除することもワンダを見つけることもできなかった。後に、気に病んだストレンジは、自身の仕事はまさにハウス・オブ・Mのような事態を防ぐことであったが、取返しのつかない今となって自身は「完全に墜落してしまった」と言ったのだった。

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Stephen and Uatu: Kindred Spirits of Neutrality

シビル・ウォー編集

イルミナティのミーティングで、ストレンジはスーパーヒューマン登録法案に対し猛烈に反発した。その法に伴う活動が自体が「不愉快」であると、それは単に人々の恐怖心や無関心を煽るものでしかないと主張したのだ。仲間のヒーローらも、登録に反発するためならば死を覚悟で戦う意向を示していた。ストレンジは、賛成派であったアイアンマンおよびミスター・ファンタスティックに対し、一切の援助を絶つことを宣言した。

その後、ストレンジの仲間が内戦の両サイドに別れてしまっている間、彼は北極へ隠遁し、40日間無休で断食と瞑想を行った。ソーサラー・スプリームとして彼は決して譲歩することはできなかった。なぜなら、社会におけるスーパーヒューマンの進化を促すことは彼の役目ではなかったからだ。むしろ、彼にとってそこに明確な善し悪しは存在しなかったのだ。彼は、この内戦がどうか人類の利益につながること、そして流される血が一滴でも少ないことを祈った。後に、彼はその内戦に深く関わらなかったことを後悔することとなる。内戦の結果、ストレンジは登録の免除が許可された。とはいえ、他の者と共に公にその法を破ることを許可された訳ではなかった。

ニュー・アヴェンジャーズ編集

内戦の後、ドクター・ストレンジは自身のサンクタム・サンクトラムを工事中のスターバックスと装って、反対派のアヴェンジャーズを匿った。そして、彼はそのチームのミッションの支援を行った。そこでは、マイティー・アヴェンジャーズの活動を脳内イルージョンを使用して阻止したり、日本にいる間に彼らをエレクトラからシルバー・サムライへテレポートさせたり、ハンドの魔法からマヤ・ロペズを解放し忍者を倒したり、ウルトロン・ウイルスに感染した仲間の飛行機を助けたり、シンビオートに犯されパニック状態に陥った人々を呪文を用いて沈静させそれぞれの家に戻したりなどの支援を行った。

アント・メイを治癒するために、スパイダーマンがストレンジの魔法技術を求めてやって来たとき、彼はハンズ・オブ・デスを利用してピーター・パーカーを助けようと試みた。世界の人々に助言を求めるために、ピーターを世界中へ送り込んだのだ。しかし、ストレンジは自身の魔法でさえも今のメイを救うことはできないこと、あるいは彼女を助けるために使用することができないとピーターに伝えた。また、ストレンジはファンタスティック・フォーの新たな加入者がエターニティーの死を防止する支援を行うなど、ソーサラー・スプリームとしての役割も継続して遂行していた。

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Doctor Strange of World War Hulk

ワールド・ウォー・ハルク編集

イルミナティメンバーの中でもストレンジは、ハルクが破壊を続けていることに対して警鐘を鳴らし、ハルクを宇宙へ追放することに賛成している者の一人であった。ある時ハルクは、惑星サカールで何百万人をも殺害した大爆発はイルミナティによるものだと誤解し、復讐のために地球に戻ってきた。その時、ストレンジはハルクを追放してくれと依頼をしてきたアイアンマンを断った。どちらにせよ、ハルクはすぐに戻って来ると踏んだのであった。その代わりに、ニュー・アヴェンジャーズの撤退を支援し、ニューヨークを守ることをストレンジが要求したところ、アイアンマンは快く承諾した。

ストレンジはハルクの精神に侵入し、彼らの友情の歴史を思い出させた。また、その爆発がイルミナティによるものではなかったことを伝えた。ハルクが人間のブルース・バナーの姿に戻ったとき、同情を示すためにストレンジも人間の姿に戻った。その瞬間、バナーは再びハルクに戻り、ストレンジの手を押しつぶしたのだった。手を潰されてしまったストレンジは、魔術能力を制限されてしまう。

ストレンジは、ハルクと対戦するためにゾムの助けを求めた。ゾムの魂を飲み込むと、ストレンジの手はトゲのある金棒へと変化し、半分悪魔のような姿へと変身した。しかし、莫大なダーク・マジックに慣れていないストレンジは、それを上手くコントロールすることができず、危うく一般人に危害を与えそうになってしまう。恐れたストレンジはオビディエンス・ディスクを埋め込まれたハルクに圧倒されてしまった。そして、まずは巨大な触手付きのモンスター、マディソン・スクエア・ガーデンと残りの戦没したヒーローたちと対戦させられる。次に、ストレンジは他のイルミナティメンバーと対戦させられ、ブラック・ボルト(実際にはスクラル種族の詐欺師)との戦いに挑んだ。彼は、残りの魔法を使ってブラック・ボルトを抑えようとしたが、うまくはいかなかった。ちょうど良くセントリーがイルミナティ―を救うために到来し、ストレンジは解放された。しかし、ストレンジの精神、肉体、および魂は全て明らかに傷ついていた。

シークレット・インベイション編集

スクラル・エレクトラの死骸を受け取り動揺したアイアンマンは、他の5名のイルミナティ・メンバーを召喚し、スクラルの脅威について話し合った。ところが、その会議に参加していたブラック・ボルトはイルミナティの意表を突き、実はスクラルである正体を明かし、攻撃に掛かった。ストレンジは、そこにいたイルミナティの4人をテレポートで脱出させた。5名のイルミナティは世界をまるごと失ったことに加え、信用することを失ってしまった。ゆえに、各々の別の道へと帰っていったのだった。そこで、イルミナティは事実上の解散となった。

スクラルの侵略が完全に遂行される前、ストレンジのサンクタム・サンクトラムは犯罪組織の超悪党、フッドに侵略された。フッドはストレンジにノーマルマジックでなくダークマジックを使うよう駆り立てていたのであった。この衝撃的な出来事から、ストレンジは一時的にこの場を去ることで心を癒し、地球のソーサラー・スプリームとしての在り方を見つめなおす機会を作った。ストレンジは魔術マスターの座と共に、サンクタム・サンクトラムを失ってしまったのだ。

ドクター・ストレンジはドリーム・レルムからの暴走集団を撃退するために、再びグリニッジ・ヴィレッジへ戻った。しかし、ストレンジの手は未だ破壊されたままで、彼の魔力は常時低迷した状態であったため、暴走する野獣と戦える状態でないことを自覚していた。ナイトメアの野獣らを滅ぼしたのは、ダイモン・ヘルストロムの地獄の火であった。

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Doctor Strange: Fallen

暗黒の統治編集

初期の時代のドクター・ストレンジ(アイデンティティを隠すために遥か昔に着用していた、暗い色のマスクとコスチュームを着て)と、他の3人の元祖ディフェンダーズらが、長年のライバルであるモルドとその仲間のテラックスタイガー・シャークレッド・ハルクと対戦するために現れた。エルダース・オブ・ジ・ユニバースのメンバーであるグランドマスターとコレクターの二人が、グランドマスター側には元祖ディフェンダースのチームを、コレクター側にはオフェンダーズという新たなチームを巻き込み、賭けを行った。ストレンジは、クレアの命を救うため、悪魔の4人組による争いを防ぐべく仲間と共に戦う必要があった。後にストレンジはレッド・ハルクに倒されたものの、ガラクタスがレッド・ハルクを倒し、コレクターはそこで発生した死を取り消すことを決断した。

ある日、ソーがドクター・ストレンジを訪ねて来た。彼の武器ミョルニルを直すめに、ストレンジの協力が必要だったのだ。そこで、ストレンジは魔力を召喚し、ソーの体内を通過させると、中からオーディン・パワーを運び出し、ミョルニルへ送り込んだ。それが終わると、そのハンマー型の武器は再び元通りになっていた。

ストレンジはウィッカンが次のソーサラー・スプリームとなる運命にあるのかを見出すために、彼に連絡した。ストレンジは、ウィッカンを弟子にしようと提案したのだ。悪魔の姿のフッドが彼に接近した後、ストレンジはパーカーと対面した。フッドは、ドレッド・ドーマムゥの命令の元、ストレンジを殺し、彼の元の座、ソーサラー・スプリームを得ようとしていたのだ。ドーマムゥは、ストレンジが魔法を使った際に彼の居場所を突き止める能力をフッドに授けていたのであった。ストレンジはウィッカンと共にニュー・アヴェンジャーズの方へ助けを求め、テレポートした。

元魔術マスター 編集

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Ex-Master of the Mystic Arts

ストレンジとニュー・アヴェンジャーズはフッドとドーマムゥを打倒する動きに参加した。ストレンジのかつての役割に就く可能性のあるダイモン・ヘルストロムをフッドが滅ぼす前に、彼らはアガモットの眼を頼りにニュー・オーリンズへ向かい、ダイモン・ヘルストロムに会った。彼らはドーマムゥの勢力にもがいたが、その時ブラザー・ヴードゥーがソーサラー・スプリームの力とオフィスの宝をエンシャント・ワンの魂とアガモットの眼から与えられた。すると、ブラザー・ヴードゥーの魂が介入しドーマムゥに対面すると、イニシエーションを通過し、彼を払いのけた。ストレンジは、その争いから無傷で脱出できたわけではなかったが、魔法を操る力は(元の状態よりは遥かに少ないものの)保持することができた。そして、彼は新たにドクター・ヴードゥーが神秘の脅威と戦うのを自身の目で観察することによって、明らかに救われていたのだった。

ヒーローの時代とソーサラー・スプリームが再び編集

ヴィスハンティがら追放され、ほとんどの力を失っていたアガモットは、その時ドクター・ヴードゥーからアガモットの眼を奪い返すためにニュー・アヴェンジャーズを攻撃した。彼を殺すことのできる唯一の宝だったのだ。ジェリチョはアガモットを撃退するためにアガモットの眼を使ったが、その際に眼は破壊され同時に彼も命を失った。ドクター・ストレンジはニュー・アヴェンジャーズに再び参加した。そして、彼はフィアー・イットセルフの事件とノルマン・オズボーンダーク・アヴェンジャーズの再来の際も、そのチームと共に活動した。フェニックス・フォースが地球に再来した際も、彼はアヴェンジャーズと共にX-MENに対抗し、元来の力を完全に取り戻していないにも関わらず、立派に活躍した。死んだジェリチョの双子の兄弟であるダニエル・ドラムはストレンジに対して復讐を誓い、アヴェンジャーズ対X-MENの戦いの直後にニュー・アヴェンジャーズを攻撃した。ルーク・ケージの妻が降板するとの報告を聞き、ニュー・アヴェンジャーズが動揺している時のことだった。ドラムは、混沌を招くために他人に取りつく能力を利用し、ヴィクトリア・ハンドとダイモン・ヘルストロムの殺害にストレンジを関与させた。後に、彼はアヴェンジャーズとニュー・アヴェンジャーズにも取りつき、彼らの能力を利用してストレンジを殺害しようと試みた。ステフェンは、ドラムを倒し、仲間を救うためにダークマジックを引きつけなければならなかった。その後、エンシャント・ワンが戦場に現れた。エンシャント・ワンは、他者を傷つけることなく救ったこと、コントロールを失うことなくダーク・マジックを使いこなしたこと、世界のヒーローおよび守護者として在り続けたことにより、ストレンジを賞賛した。そして、エンシャント・ワンはストレンジにソーサラー・スプリームとしての地位を復活させ、オフィスの宝であるアガモットの眼と空飛ぶマントを授けた。

襲撃編集

再びソーサラー・スプリームとなった直後、ストレンジは再びイルミナティの会議に呼ばれた。ブラック・パンサーが「襲撃」と呼ばれる事件でに遭遇したのだった。それは、二つの宇宙が地球を基点に激突するというものだった。そこで、彼はイルミナティを召喚して解決法を見出そうとしたのである。その直後、新たな襲撃が起きた。イルミナティはそれを止めるためにインフィニティ・ガントレットを集結し、ストレンジは宝石を補充した。キャプテン・アメリカがはそのガントレットを使いこなし、襲撃を防ごうとしたが、その際にガントレットは破壊されてしまう。その後、キャプテン・アメリカはその襲撃を止めるために、そして彼らの星を守るために、他の世界を破壊しなければならなかったのが、その手段を択ばなかった。最善を尽くすことができなかったキャプテン・アメリカはイルミナティを辞退させられる。そして、ステフェンはイルミナティに関する彼の記憶を消したのだった。

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インフィニティ編集

サノスがイルミナティを狙って、カル・オブシディアンを地球へ送り込んだ時、エボニー・マウがドクター・ストレンジのサンクタム・サンクトラムに接近し、自身のリーダーが探していたものを捜索した。そして、ドクター・ストレンジを洗脳し、エボニーが求めているものについて口を開かせることに成功した。彼はまた、ニューヨークを襲撃するためにドクターを利用し、シュマ・ゴラスを地面から召喚させた。イルミナティのメンバーがそれぞれ分散し、サノスのインヒューマンの息子を探したとき、実際に発見したのはドクターであった。しかし、マウはストレンジの脳内から発見した記憶を払拭し、その居場所を独り占めした。探索はまた別の襲撃により妨害され、ストレンジと残りのイルミナティは他の宇宙へ移動した。そこで、彼らはその宇宙の種族ビルダーズと出会い、ステフェンとイルミナティの記憶が操作されていたことが明かされる。帰還する際、ステフェンはイルミナティに参加し、ネクロポリスにある司令部をサノスの抑圧から解放させた。

ポスト・インフィニティ編集

他の者があらゆる決断を下して行く中じっとしている訳にもいかず、ドクター・ストレンジはソーサラー・スプリームとして権利を最大限に利用して、これらの侵略を止める方法を探った。最も暗黒なブラック・マジックの学術書、ブラッド・バイブルよりパワーを召喚し、ステフェンは魔術次元のロスト・ランドにある、シナーズ・マーケットへパワーを求めて旅に出た。彼はレゾルート・スローンへ導かれると、そこで取引を行うことにした。スローンでは、神格的度合いの取引を行っていた。5分の1の魂で5分の1の神の力が買えるのだ。そこで、ステフェンは魂の全てを売ってしまった。

時間がない編集

イルミナティの行動が公になって間もなく、ステフェン・ストレンジはアース616を去った。そして、ブラック・プリーストらの操る現実を歪めるパワーを習得したストレンジは、彼らの運動に参加した。サンスポット率いるアヴェンジャーズマルチバースの衰退要因を探求している際に、ストレンジと他のブラック・プリーストらに遭遇した。そして、ストレンジらはこの「ゲーム・オブ・ワールド」の主なプレーヤーの2人(ラブム・アラルまたはアイヴォリー・キング)のいずれかを倒すことに協力すると申し出た。

マルチバースのアヴェンジャーズがアイヴォリー・キングを倒しに向かっている間、ストレンジはアース1903990へブラック・プリーストらと向かった。グレイト・キーを使用してライブラリー・オブ・ウッズの扉を解除し、ラブム・アラルを倒すためであった。彼らがライブラリー・オブ・ウッズを探索していると、ブラック・スワンに出くわしてしまう。スワンらは罠をしかけ、ブラック・ブリーストの殆どを滅ぼしてしまった。生き残ったドクター・ストレンジは自身を守ることには成功したものの、能力を完全に失ってしまった。そこで、彼はラブム・アラルに対面する。ラブム・アラルの正体は、アース616のドクター・ドゥームであった。

ドゥームは元の正体がラブム・アラルであることをストレンジに明かすと、最終的には彼が捕らえた別のモレキュール・メンたちを倒そうとしている計画を明かした。マルチバースを救うべく、ドゥームはストレンジとモレキュール・メンらをビヨンダーズと対決させた。ドゥームは通常のモレキュール・メンを仲介として利用することで、ビヨンダーズを滅ぼし、全ての力を取り戻すことができた。しかし、このドゥームの達成は、代償として何千もの宇宙を滅亡させ、残ったのはわずか12個のみであった。

シークレット・ウォー
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アース616アース1610との間の襲撃で、ついにマルチバースが崩壊した時、ドゥームはビヨンダーズのパワーを利用して残りのリアリティーを救出し、バトルワールドというつぎはぎの惑星を新たに創造した。バトルワールドはドクター・ストレンジの支援の下、ドゥームの無慈悲な統治が行われていた。そして、後にストレンジ自身、ドゥームと片腕としてバトルワールドの保安官となり、あらゆる事態においてドゥームの代弁者のような役割を果たすのであった。

Victor von Doom (Earth-616) from Secret Wars Vol 1 4 cover.jpg

Sheriff Strange to the left of God Emperor Doom

その後8年が経過し、ドゥームとストレンジは彼らの星の住人の記憶を歪め、バトルワールド以前の記憶を保持する者がいなくなった。ステフェンは自身の基地となるアイル・オブ・アガモットを創り、失った世界への追憶の場とした。バトルワールドが創造された5年後、ステフェンは起源不明の船を発見したが、中を開けるととんでもない事が起きるのではないかと恐れ、それをアイル・オブ・アガモットの中で保管することにした。その船の中に入っていたのは、停止状態となったアース616の生存者らであることに、その頃のストレンジはまだ気づいていなかったのだ。

その後、類似した船が発見され、その中からアース1610の生存者らが現れた。その時、ストレンジは基地に保管していた船のことに気が付く。ストレンジはその船を開け、中の生存者を解放した。その中にはミスター・ファンタスティックやブラック・パンサーも含まれていた。ストレンジは、その仲間の生存者らが停止している間に起きた出来事について話すと、アース1610の極悪な生存者らとソル・コープス、バトルワールドの警察官らとの対決を勃発させた。ドゥームはその争いに参加することを拒んていたか、ミスター・ファンタスティックの存在を確認すると、瞬時にユトポリスにテレポートし、争いを止め、新来者に自身の権力を認知するよう訴えた。ドゥームが侵入者を脅かすのを防ぐため、ステフェンは魔術を利用して彼らをテレポートさせた。アース1610からの敵とアース616のヒーローたちが消滅すると、ドゥームは自身を逆らったストレンジに立ち向かった。最終的に、ドゥームがリチャーズを恐れていることに対してストレンジが非難したとき、ドゥームはストレンジを殺してしまった。

ドゥームの墜落の後、ミスター・ファンタスティックが権力を得ると、マルチバースを立て直し、ドクター・ストレンジは蘇生された。

パワーと能力編集

パワー編集

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Doctor Strange unleashing the might of his mystic forces

ソーサラー・スプリーム:ドクター・ストレンジは地球のソーサラー・スプリームである。彼は壮大な魔法技術を持ち、それは現実をあの世の脅威から守るために利用される。初期の魔術パトロンは、「ヴィスハンティ」という名の実体であった。ヴィスハンティはアガモット、ホッゴスオシュトゥールの3体の神の存在からなるグループだ。稀にドーマムゥなどの悪魔の力を召喚することもあったが、その多くはドーマムゥの真の暗黒な性質を把握する以前の出来事であった。また、指一本で人間を殺せると断言したこともある。
  • 不可触性:透明またはほぼ透明になることができ、固形の物体を通り抜けることができる。
  • ミスティック・ボルト
  • 追放能力:ドクター・ストレンジは、これまであらゆる種類の生物や、あらゆる人間を他の次元へと追放してきた。しかし、これが可能なのは追放される者の魔力が追放する者(ストレンジ)の魔力よりも弱い時のみに限られる。
  • トランスミューテーションとは、ある物体を別の物体に変形する能力のことを言う。ストレンジは、これを呪文を使って行った。
  • テレパシー:ドクター・ストレンジは物理的に人の心を読み、対話することができる。この能力は魔術エネルギー(対ムーンドラゴンの際)、またはアガモットの眼(幾度となく使用している)によって拡張され、それによりステフェンは非常に強力な超能力者となった。
  • テレキネシス
  • フライト:ドクターストレンジは、魔術エネルギーを利用して空を飛ぶことができるが、過去のその能力を放棄している。(おそらく、空飛ぶケープを利用する方を選んだのだろう)
  • テレポーテーション
  • 保護シールド
  • 時間操作:ストレンジは時間を凍らせること、遅らせること、そして旅することができる。この魔法を成功させるには並外れた集中力が必要だ。
  • 次元トラベル
  • 魔術で物体を呼び寄せる
  • 様々な呪文: 呪文は手っ取り早いが、神性のエネルギーを利用する時よりもパワーに欠ける。ストレンジは魔法を全て駆使することで、自分の洋服などを入れ替えたり、小さな分子をコントロールしたり、物質の成分をコントロール、操作することができる。
  • また、ドクター・ストレンジは魔術を使って欲しいだけの富/黄金を集めることができ、これを利用して借金を返済したこともある。
  • 成分操作:ドクターストレンジは物質の成分を操作、コントロールすることができる。
  • アストラル・プロジェクション:ドクター・ストレンジは自身の身体から瞬時に、そして思うがままにアストラル体を解放することができる。アストラル体が解放された状態では、呼吸、飲食、睡眠が不要となり、物理的な制約が一切なくなり(例えば、ストレンジはアイアンマンと話すために、容易に重力を逆らって地球の大気圏外へ飛行したことがある)、透明になり(映って欲しい人の目には映ることができる)、他者から触れられなくなり、最も強力で厳格な魔術を除いては攻撃できなくなる。アストラル・プレーン上では、物理法則が無意味となるため、望む速さで空間を横切ることができる(ストレンジは、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにあるサンクタム・サンクトラムからミズーリ州のセントルイスまで「数秒で」移動したことがある。同様に、宇宙まで「思考の速さ」で移動することができる)。
  • 防御シールドセラフィムの存在を利用して、ドクター・ストレンジは自身と仲間を防御することができる。
  • 催眠術
  • イリュージョン
  • ユニバーサル・アウェアネス:瞑想を行うことで、ドクター・ストレンジはその時その空間に起きている異常事態を感知することができる。この能力によって、ストレンジはタイムトラベラーや多次元の侵略者(例:ドーマムゥ、ナイトメアなど)、宇宙のエイリアンから自身を守ることができた。
  • 永遠の命/恐怖を感じない:ドクター・ストレンジの寿命は拡張され、それに伴って死ぬことへの恐怖心は薄れていった。これは師匠のエンシャント・ワンにとっても、デスに打ち勝った際に同様のことが起きた。ストレンジは、殺されることも肉体的に傷つけられることもできるが、病で倒れることはなく、同様に年を取ることもない。しかし、食料、水、酸素、睡眠は普通の人間と同様に必要とする。彼は、エンシャント・ワンに課せられた試験でデスを倒したが、より正確にはデスを受け入れたのであった。その結果として、それ以降彼は年を取らなくなった。「死は外側からやってくることはあるだろう、争いによってだ—しかし内側からやってくることはない。」エンシャント・ワン自身もその試験に通過し、600年生きた。その日以降、巨大な危機や死の危険が近づいたとき、ドクターの額には光る十字型のマークが現れる。「ドクターが命と新たな誓約が必要なとき」だ。
  • 言葉:ドクター・ストレンジは、言語を利用して現実を歪める能力を身に着けた。これは、元々ブラック・プリーストの技であったが、ストレンジは瞬く間に本人よりも巧みに操ることができるようになった。各々の「言葉」は「何か」を意味するシンボルなのだ。したがって、別のシンボルを加えることになってその「何か」の意味が変わってしまう。ドクター・ストレンジはこの法則が換字式暗号に類似していると述べている。このシンボルの数と順番を操作することによって、彼は現実をあらゆる姿に変えることができるのだ。例えば、以下のような「言葉」が使用されている:

神の源:ドクター・ストレンジはあらゆる次元から、魔術師や非魔術師の多次元エネルギー(プリンシパリティーと呼ばれる)と交信し、自身の呪文の力を増幅させることができる。これは標準的な呪文(「シトラックのクリムソン・バンド」)で行う場合もあれば、起きて欲しい事実を口に出すだけで何等かの存在に働きかけ、それを現実に起こす場合もある。今の時点では、その力を引き起こすことで招かれる負の作用は確認されていない。実体を呼び寄せることでその実体自体の力を無条件に増幅させられるということを除いては、実体との間に厳格な交換条件は存在しない。しかし、ヴィスハンティの時のように、それらの実体が危機に陥ったときには、ストレンジは彼らを助けるべきだと感じる者もいる。マルチバースのパワーの源を導き出す能力のおかげで、「ドクター・ストレンジは、召喚する神と同じだけ強力だ」とも言われるようになる。ドクター・ストレンジのパワーは、基本的に3体の神の存在が源となっている。それは、ヴィスハンティ(ホッゴスオスチュールアガモットから成る三位一体の神)、オクテセンス(バルサック、シトラック、ファララー、アイコン、クラッカン、ラッガドール、ヴァルトール、ワトゥーンブの8体の存在で構成されるグループ)、そして彼に借りがあるその他の存在(サタニッシュドーマムゥさえも含む)の存在である。ところが、より抽象的な存在が源となっている能力もある。その存在とは、セラフィム、シニバス、シェオール、イクサロン、デナク、シンドリアール、ムノポール、モルフェウス、ダイザック、オリンポスの神(ポセイドンやハデスなど)などである。

ディヴァイン・コンドゥイットの暗闇(ダーク・マジック):意志の力で、他の実体のパワーを「取り入れる」ことができる。これは、呪文を必要としない技だ。ストレンジはこの技をアリオッチとシュマ・ゴラスに対して使ったことがある。ストレンジがこの力を利用できるという事実は、彼の並外れた意志の強さと精神力を証明している。これはブラック・マジックと認識されているが故に、彼がこれを利用することは極めて稀だ。また、天の実体のパワーを取り入れると、ストレンジはその実体の精神を吸収し、その次元での彼らの仕事や役割を引き受けることになる。もしそこでくじけることがあれば、ストレンジは己の感覚を全て失うことになる。

ドクター・ストレンジは「ホワイト・マジック」と認識されているものを主に使っているが、その他にもブラック・マジック、エレメンタル・マジック、カタストロフィー・マジックなども必要に応じて利用する。

ドクター・ストレンジのパワーは全て魔術であるが、その中でも様々な形が存在する。その主なものは以下のようなものだ。

  • 人類科学で発見されたものを複製するような魔法は使えない。
  • ドクター・ストレンジは、意志の力で他の実体のパワーを「取り入れる」ことができる。これは、呪文を必要としない技である。彼は、この能力をキャプテン・ユニバースや、ストレンジテールVol2ではアリオッチとシュマ・ゴラスに対して利用した。また、ストレンジはカーニラに魔法を吹き込まれていた際のレッキング・クルーに対し、アスガーディアン・マジックを搾取するためにも利用した。それは時間が掛かるうえに代償も大きく、精神的な苦痛を伴うものであった。これはブラック・マジックとして認識されているため、彼がこれを利用することは極めて稀である。また、実体のパワーを取り入れる際、彼ははその実体の精神を吸収し、その次元での彼らの仕事や役割を引き受けることになる。そして、もしそこでくじけることがあれば、ストレンジは己の感覚を全て失うことになるのだ。
  • ドクター・ストレンジは、カルーの指導の元、ブラック・マジックの熟練者となった。そして、死者から放出されるネクロマントと呼ばれるエネルギーを利用して、さまざまな効果を生み出すことができた。自分からシュマ・ゴラスを退けた後、ストレンジはブラック・マジックを使うのを止めた。
  • ある時期、ドクター・ストレンジは魔術の宝を活用して建設した鉄工所を利用して、地球のガイア・マジックの容れ物となった。このエネルギーはウォー・オブ・セブン・スフィアーズの際に尽きてしまった。
  • 短期間であったが、ストレンジはヴィスハンティ図書館で調査を行った結果、「カタストロフィー・マジック」を利用したことがあった。彼は、全ての惑星との魔術提携を呼びかけた。しかし、このマジックには制限があったため、彼は自身のパワーの源として利用するのを止めた。
  • ストレンジの魔力が頂点に達する際は、ウォッチャー・ウアトゥや、ガラクタスセレスチアルなど大物の存在をも上回る。

能力 編集

元外科医のエキスパート/外科医コンサルタント:ストレンジは医学博士号を取得している。手の神経に損傷を負ってからは、微細な手仕事を遂行できなくなったため、手術を行うことができなかった。しかし、彼が魔術を習得したのはその頃のことだった。また、魔術を使わない場合でも、ストレンジは、技術は未熟だが自分のような障害を持たない医者たちに合理的な指導を熱心に行っていた。ストレンジは、今でもコンサルタントとしての能力は健在である。

魔術師のエキスパート/魔術的知識のエキスパート:最近まで継続していた研究により、ドクター・ストレンジはカルトやそれらが崇拝する多次元実体の卓越した知識を身に着けた。この知識力は、マーヴェル・ユニバースの地球上の誰よりも上回る。

戦略のエキスパート:ステフェンは、生死の状況へと直観的に飛び込む姿などからも分かるように、自身の突発的な性格に苦悩しているように見えるが、かなりの戦略的スキルを備えた彼にとってはそれが最善の策であることは明らかだ。それは彼のリーダーシップや突発的な状況にて発揮された。このような出来事は全て、魔術界では避けられないことなのだ。

優れた格闘家:ドクター・ストレンジは優れたアスリートでもあり、カマール・タジのチベット人修道士らによって行われていた武術の訓練を行っていた。また、他の者を訓練させることができるほどの熟練者でもあり、実際にクレアに伝授している。この能力は、彼が魔術が使えない時などに、時として彼を救っている。ストレンジは、どんな熟練のアタッカーにとっても恐るべき存在であり、現在でもウォンと共に普段からトレーニングを続けている。彼は時折、他のヒーローと練習試合を行うことでも知られている。ある時は、かつて三人しか成し遂げたことのないと言われている、マンティス(将来ドリーミング・セレスチアルとなる人物)のカンフーハンドチョップを避けたことがある。マンティスは、自身の何百倍もの力を持つソルを武力で抑え込んだことのある人物である。

強さレベル 編集

日ごろから集中的なエクササイズを行っている、一般的な人間の男性レベル。

弱点 編集

科学に基づいた敵に弱い:科学に基づいた敵に対して、ストレンジの力は弱まると言われている。

呪文やジェスチャーへの依存:ストレンジは、口頭での呪文や、魔術的ジェスチャー、神秘の宝に頼ることもあり、これは彼の弱みでもあると言える。ストレンジは、発言を封じられたり、身体を拘束されたりすることで、呪文やジェスチャーを封じられてしまい、結果無能となってしまったことが幾度もある。

人間的な要因:呪文や魔術の訓練を受けているが、肉体的には人間に過ぎないことはストレンジのもう一つの弱みでもある。ゆえに、適切な配慮や防衛を行っていない場合は、風のひと吹きや、エネルギー攻撃、ガスなどによって簡単にやられてしまう。不死身であるとは言えど、食事、睡眠、呼吸は生命維持に不可欠だ。

霊の姿における限界:ドクター・ストレンジの熟練のスキルにより、彼は宇宙で最大24時間過ごすことができる。24時間が経過すると、霊を肉体と再結合する必要がある。さもないと、肉体が荒廃し死に至り、魂として永遠に停滞する運命となってしまう。霊が抜けている状態の肉体は、ぐったりと死んでいるような昏睡状態となり、物理的および魔術的な攻撃を受けやすくなる。霊の姿でいる間に彼の肉体に危害が降りかかった場合、彼は生霊のような状態で彷徨うことになってしまう。ストレンジは、霊の姿では独自の持てる能力しか発揮できないが、エンシャント・ワンのリング(フルパワーの状態)があれば、肉体を持った状態と同じだけの魔術的資源を利用することが可能になる。ただし、著者や編集者によっては、リングを利用していなくても、霊の姿で独自の能力以上の力を発揮しているストレンジを描写する者もいる。

魔術がもたらした肉体的変化:あまり知られていない事実だが、魔術の使用は肉体への損傷を引き起こす。そのため、初めの訓練期間にステフェンは3日間嘔吐を繰り返した。年月が経過するに連れてストレンジの身体は劇的に変化し、今では彼の胃は通常の人間の食べ物を受け付けず、普通の人間が飲み込めば死んでしまうようなものしか摂取できなくなってしまった。

道具編集

装着編集

通常、ストレンジは空飛ぶクロークアガモットの眼アガモットの宝珠を装着している。また、多様な神秘の書物、宝、遺跡を所持している。


  • ドクター・ストレンジとアガモットの眼
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    Doctor Strange and the Eye of Agamotto.

    ストレンジは冒険中、数々の魔術の宝を持っていることや、それらを利用することで度々力を増大させることに成功している。彼が常に身に着けている宝は、アガモットの眼、空飛ぶクローク、そして腰に巻いている黄色い帯の3点だ。ゾムの暗黒のパワーを呼び起こしてしまった時、彼はもはやソーサラー・スプリームとしての資格がないと自ら判断し、エンシャント・ワンの魂に次期後継者を選ぶ責任を委ねた。その時、ストレンジは主要な魔術アイテムと前のコスチュームを失い、地球次元と主な現実世界における新たなソーサラー・スプリームとなったブラザー・ヴードゥーに託した。後に、再びソーサラー・スプリームの座に戻ったストレンジは、それらを全て回収した。
  • アガモットの眼(アガモットの魔除けの中に存在し、ドクター・ストレンジの喉元に装着されている)これは強力かつ多機能であり、貴重な宝である。その眼を利用して、ストレンジは嘘や騙し、錯覚を見透かすことができる。また、アガモットの眼を光の速度で移動させ、あらゆる莫大なエネルギーを妨害、吸収し、人々を自身の錯覚から解放することができる。アガモットの眼があれば視力が大幅に上がり、最も強力とされているテレパシー能力者にも引けを取らない能力が備わるのだ。また、ある地域で起きた過去の出来事を再生したり、念力で何千ポンドもの重量を空中に持ち上げたり、次元の入口を開通したり、生物を仮死状態へと追いやったりすることもできる。その他にも、超能力または魔術を発信し、実体の居場所を追跡することも可能だ。アガモットの眼から放射される光は、悪魔やアンデッド、暗黒の多次元実体、ダークマジックを使用する不道徳な人間など、あらゆる邪悪な存在の力を弱めることもできる。攻撃的な方法で使用された場合、その光を長時間耐えられる者はいない。その致命的な効果により、この武器は最後の手段として利用されることが多い。アガモットの眼は、アガモットの魔除けと同じ次元で繋がっていると見られ、現役のソーサラーまたはソーサレス・スプリームがその多大な任務を果たすための手助けとして与えられる。その魔除けは、純粋な心と綺麗な魂を持つ者しか使うことができない。
  • 空飛ぶクローク。これによって、ストレンジは空を飛ぶことができ(おおよそ25マイル(約40km)毎時の速さで、無制限に飛び続けることができる)、それにより赴くままに移動することができる。ストレンジは敵を攻撃する際に自身の身体の自由が奪われた時、このクロークを自身の分身として幾度となく利用してきた。このクロークはほぼ壊滅不可能で、最強の敵と対峙した時でも無傷でその場を凌ぐことができている。また、クロークは自らの意志を持っているかのようにストレンジから独立して行動することもあり、ある程度の知覚能力が備わっている。ただし、このクロークは少なくとも三度は破壊される危機に迫られたことがある:
  1. ストレンジテール(Vol.1)#157-ストーンヘンジにてゾムと戦闘を行った際。この時、ストレンジはリビング・トリブナルに自身のパワーを提示し、当時勃発していた宇宙の事件を鎮圧する能力があることを証明することによって、クロークを復活させることができた。
  2. ドクター・ストレンジVol.2 #77-ストレンジが悪魔のカートと対戦中、ホワイトマジックのパワーが徐々に低下していた時のこと。クロークは織工のエニサーモンが修理した。エニサーモンは、ストレンジの二人目の弟子リントラーの元師匠である。この出来事で、以前ほどクロークの損傷が酷くない間は、ストレンジ自身で修理することができていた。
  3. 三度目の事例は複雑だった。ストレンジが新たなパワーの土台を求めている間、ヴィスハンティのパワーと保護を放棄した後、ストレンジは地下で新たなパワー源を作った。それが完成した時の彼は生き生きとして外見も若返っており、新たなコスチュームを着用し(魔術の黒色ボディースーツ)、クロークは着物の帯を連想させるような物へと変化していた。ところが、その後すぐにストレンジはヴィスハンティによってウォー・オブ・セブン・スフィアーズに引きずり込まれてしまった。別次元で五千年間戦った後に地球に帰還した際(地球ではほんの数か月しか経過していなかった)のストレンジは、ぼろぼろで疲弊しきっていた。彼の魔術の力は枯渇し、新しい帯/クロークはずたずたの状態だった。すぐに、彼はそのクロークにあらゆる要素を加えることで、「空飛ぶオーバーコート」というものを作った。それは、赤いトレンチコートで、クロークの金色の飾が衿元に施されてたものだった。ところが、すぐに伝来のクロークに戻るのであった。
  • ドクター・ストレンジの帯。これは、ストレンジが腰に着用した。魔法が掛かったその黄色い帯は、通常の長さの10倍にも伸ばすことができる。
  • アガモットの宝珠。これは大きなクリスタルの玉で、周囲の次元や自身の世界で起きている問題を監視するために、ストレンジが日常的に使用している。
  • ワトゥーンブの杖。これはストレンジのパワーを増幅させ、魔術エネルギーを吸収し、さまざまな効果を発揮することができる。例えば、次元の入口をもう一度開き、魔術ボルトを発射することも可能である。また、このパワーアイテムは2つに分解することができ(分解した際、パワーは無効となるが)、他の魔術的物体と合体させることで現実を再構築することができる。(現在は、ハウス・オブ・Mウォーレン・トラベラーが邪魔をしたせいで、他の現実の中で紛失してしまっている)
  • ヴィスハンティの本。これは、マルチバースで最も強力な、ホワイトマジックによる秘密の呪文や攻撃の呪文が記載されている。これは、ダークホールドによる暗黒の魔術に反した魔術である。

その他にも、彼は必要に応じて持ち出すことができる宝を無数に所有している。

  • 死者の手。これは15世紀以上前に創られた非常にパワフルなアイテムだ。ストレンジやその他の者を「時間と空間の潮流に侵入させ、瞬く間に世界を移動させ、同時に複数の場所に存在させる」ことができる。ただし、そのような移動に利用すると非物質的な自己を傷つけることになる。これは、ワン・モア・デイで、ピーター・パーカーに使用された。
  • アトラスのドリームウェーブ。これはストレンジがジョン・ブレイズの悪夢を探求するために、利用した。
  • デモニカスの本。これは、ストレンジがアヴァール語の情報を得るために利用した。
  • エイボンの本。750,200年前のヒポルボレアは、魔術師エイボンというヒポルボレア最強の魔術師の時代であった。そこで、その魔術師は自身の知識を一つの本に書き留めた。それが、後に人類に「エイボンの本」として知れ渡るようにになった。千年以上の間、エイボンの本は多くのソーサラーやコレクターが所有していたが、ある時エンシャント・ワンの手元に渡り、後にその弟子であるドクター・ステフェン・ストレンジに受け継がれた。それは、ストレンジが所有する最強の宝であったが、ウルソナに盗まれてしまう。後に、アガモットによって返還される。
  • ボムガリアスのブレザー。エリック・マスターソンをメフィストーの地獄へ移動させるために、ストレンジが利用した。
  • オシュトゥールの本。これは、オシュトゥールによって執筆され、長らく行方不明となっていた呪文が記載されている古代の本である。
  • セラフィムのセラム。これは、魔術的および非魔術的な病を治すことのできる万能薬である。「オカルト世界で知られる最も有効な薬」としても知られる。このセラムは非常に強力なため、数オンスあれば十分だ。通常はほんの数オンスの液体が華麗な容器に保存されている。このセラムを飲んだ者は瞬時に完全な健康状態が取り戻され、身体中の傷も消えてしまう。どんな魔法のばい菌、肉体的な呪い(失明など)、病でもおさまり、数日の内に徐々に完治する。ところが、最近ストレンジはこのセラムを切らしてしまったのか、はたまたセラムの治癒力に限度があるのか、ウォンの脳癌もストレンジの手の怪我も治癒することができなかった。
  • ワトゥーンブの巻物。この非常に貴重な魔術的知識の情報源は、ワトゥーンブによっていつしかの過去に記述された。これにより、迅速かつ安全にワトゥーンブの風、およびそれ以上の壮大な風の力が使用できるようになった。この巻物は、その技を使用するソーサラー自身のパワーも増幅させた。
  • エンシャント・ワンのリング。これがあれば、ストレンジは天から自身の姿を投影しながら、肉体的な姿でできることを何でも行うことができる。また、エンシャント・ワン本人の姿になることもできる。
  • カダヴァスのクリスタル。このクリスタルは拳サイズのダイアモンドのような宝石で、ドクロを象徴したカットが施されている。適切な呪文を唱え、満月の光を浴びせると、次元の力を一点に集中させることができる。この集中したビームが魔法アイテムに向けられたとき、例えそのアイテムの魔力が枯渇していても、あるいは「破壊」されていたとしても、そのパワーは完全に修復される。アイテムのパワーを満タンの状態にするには、満月の夜にこの手順を最低でも2日間は行わなければならない。このクリスタルはワトゥーンブの杖のパワーを修復されるために使用された。
  • ザルトラの眼。これは、魔法の掛かった「不可思議な宝石」で、カムウの剣のナモール王子によって採取され、(そのため、王子のパワーの半分が内包されている)友情の証としてストレンジに贈られた。これは、古代アトラスの剣のパワーを増大させ、剣を使う者には魔法への免疫がもたらされる。
  • コスモスの釜。これはメディテーション・チャンバーに保管されている。これを利用すると、ストレンジは何時間も「宇宙の変わらぬミステリーの中に住む」ことが許される。通常、これは相談や占いを行うために利用される。
  • オキュラス・オロボロス。これは、エレメンタル・マジックを導くための最もパワフルな道具の一つである(あるいは、最もパワフルであるかもしれない)。これは、エレメンタル・マジックのエネルギーを収集、保管し、意のままに再び利用することができる。何百年もの間、これは魔術師ら意向により秘密の呪文で隠ぺいされてきたが、ある日ある考古学者がそれを妨害し、再び浮上した。ストレンジの霊的な人格構造「ストレンジ」が、新たなパワー源の燃料となるアースバウンド・マジックの魔除けを探索していた際にオキュラスは発見された。オキュラスは、ヘビが自分のしっぽをくわえているような形をしている。
  • ガイアの破片。これは、エルダー・ゴッデス・ガイアの銀色のエッセンスを含んだクリスタルで、ドクターストレンジはアンダイイング・ワンズと戦った際に利用した。
  • ヴィスハンティの手。これは、他者の霊的姿を追い出す手助けをすることで、その者の居場所を特定することができる。これは、ピーター・パーカーに渡され、アストラル・プレーンに侵入する際に彼はこれを利用してシェイドを追跡した。この御守りは、手の形をしたシンプルな石の彫刻のような外見だ。この手は、アストラル・プレーンへの移動を簡単にするだけでなく、そこまでのリンクを形成するので、利用するものは帰り道を見失う心配がない。
  • トランス・ヒプノシスの宝石。これはエンシャント・ワンが所有している。これを利用する者は他の次元に意識を集中させるだけでそこへテレポートすることができる。また、想像した形に物質を変形させる力もある。
  • カートクーチ。これは、ドクター・ストレンジが所持している本である。ストレンジの霊体がハンドのミスティック・ソードに捕らわれ、刺されてしまった時、ウォンが彼を解放するためにこの本の一行を読み上げた。ストレンジはその呪文に終止符を打つと、彼の霊体は解放された。そのおかげで、マヤを解放することができ、結果としてアヴェンジャーズを勝利に導くことができた。
  • 全能なオラクルの光彩。これはサンクタム・サンクトラムの保管所から召喚する道具で、特定の場所や人物を占うことができる。これは直径8フィート(約2.44メートル)の円形の装置で、中央には鏡のようなものがあり、ドクター・ストレンジのマンションの中に吊るされている。ストレンジとその仲間はアガモットの宝珠が使用できない時、代わりに利用して占いを行う。この光彩では双方向の視聴覚通信が可能で、地球上ならどこにいても他の賢者とコミュニケーションができる。これを利用するには、適切な呪文を知らなければならない。
  • アガモットのオラクル。これは代替装置で、宝珠が壊れてしまった後、クレアが修理するまでの間ドクター・ストレンジが利用した。
  • スタナーの宝珠。ピティフル・ワンと対話するためにドクター・ストレンジが利用した。
  • オクティッドの万能薬。これは非常にパワフルな薬で、地球上に存在する全ての病を治癒することができる。また、この薬は「人間の精神を煩わせるものを消去する力がる」と言われている。これはドクター・ストレンジがオクティッドから盗んだもので、ニコデマス・ウェストによって破壊された。残された一滴はストレンジがウォンの脳癌を治癒するために利用した。
  • エターニティーの巻物。この巻物は、年老いたゲンギス(巻物をストレンジに渡した人物)によって大昔から保存されていた。これには、エターニティー付近の魔術領域の門を開くための呪文が記されている。その名からも、呪文を正しく使えばエターニティーへ移動できることが分かる。しかし、ほんの少しでも誤ると、悪魔が支配する世界への門を開いてしまうことになる。この世界は、後にエターナル・マッドネス領域のデーモン・イン・ザ・マスクという名で知られるようになる。
  • アルティメット・シャドウの剣。これは魔法の剣で、霊体を通して多大な肉体的苦痛を負わせることができる。この痛みは、セラフィムのシールドほどの有力な魔力でさえも止めることができない。一度はインフィニティ・ウォーで、ストレンジの悪魔の分身によって使用されたが、今は再びサンクタム・サンクトラムにて呪文の力で貯蔵されている。
  • カピスタンの星。これは無類の巨大さを誇るルビーで、その知覚力と邪悪な意志はストレンジを墜落させた。一方、ソーサラー・スプリームでもあった彼は、アガモットの眼によって挫折し、またオーダーに参加したことでも正気を失いつつあったので、彼は代わりにこの星を魔除けとして使うようになった。この星は、地球上あるいは宇宙規模で敏感に人間の脳波に反応した。ストレンジは間もなくアガモットの眼に復帰した。それは、カピスタンの星の現在の在処分からなくなったからであった。その破壊的かつ邪悪な性質により、おそらくサンクタム・サンクトラム、あるいはその他の場所に隠されていることが推測される。
  • パープル・ジェム。これは、アッガモンのパープル・ディメンションのパワーに由来する、数多ある魔法の宝石の一つである。亡きエンシャント・ワンよりストレンジに受け継がれた。これは次元間の架け橋となる装置で、パープル・ディメンションに侵入する術となる(あるいは、閉じ込められることもある)。また、アガモットの眼の力を増大、集中させることも、敵に罠を掛けることもできる。ところが、神のロキなど古代のずる賢いアスガーディアン・マジックの熟練者らはパープル・ディメンションに送られることを拒み(実際に送られたとしても、自身の力で瞬時に帰還することはできたのだが)、魔法の門は手ぶり一つで破壊されてしまった。この宝石には更なる能力を秘めており、その巨大なパワーを解除できるのは、アッガモンの力によるディメンショナル・エネルギーの呪文と共に利用した時であると、ストレンジは述べている。
  • デイヴィッドのスタッフ。これはワンドールとのバトルの際にドクター・ストレンジが利用した。
  • アブラクサスの御守り。これはサブマリーナのナモールの多重人格を和らげるために、ドクター・ストレンジが御守りとして彼に渡した。
  • サタニッシュの杖。これは二サンティのキャビネットの中にストレンジが保管している。
  • ケネス・ワードの日記。ケネス・ワードは、隠れたヒマラヤの谷でアンダイイング・ワンズの形跡を見つけたことをストレンジに伝えた人物である。サンクタム・サンクトラムの図書室にてストレンジが保管しているこの日記には、その谷の場所が記されている。
  • 二枚の鏡。これはサンクタム・サンクトラム周辺の魔法のバリアを新しくするために使われる「基礎的な呪文」に必要な道具である。
  • ドクター・ストレンジの第一巻「ストレンジテール#110」でエンシャント・ワンから贈られた魔法の御守り。これは、射撃されるのを防ぐために、魂の姿であったとしても師匠を召喚することのできる道具である。このとき、エンシャント・ワンは射撃者を止めるために催眠術の呪文を掛けた。
  • 魔法のタロットカードクター・ストレンジの第一巻「ストレンジテール#110」でエンシャント・ワンから贈られた魔法の御守り。これは、射撃されるのを防ぐために、魂の姿であったとしても師匠を召喚することのできる道具である。このとき、エンシャント・ワンは射撃者を止めるために催眠術の呪文を掛けた。ドデッキ。これは、シークレット・ディフェンダーズの問題を解決するのに最適なヒーローを決めるために当初のディフェンダーズが解散した後、ドクター・ストレンジが潜在意識の中で使用した初めのタロット・デッキとして知られている。ヒーローたちはその問題が解決すると各々別の方向へ進んだ。このカードデッキは、イアン・マクニーが魔法とその使用者をマーヴェル・タロットの中に描くために使用された。
  • メフィストの地獄の悪魔に発見されることを防ぐためにストレンジがエリック・マスターソンへ譲渡した魔法の御守り。地獄の中で失われた。
  • ストレンジがヴァルカイリーに譲渡した魔法のルビー・クリスタル。ハルクとナモールの居場所を指すために使用された。このクリスタルは、ハルクナモールに近づくと明るく発光し、ぐるぐると回転すると、尖った先が現在の彼らのいる方角を示す。
  • 二個一の宝石。ウルソナがドクター・ストレンジから盗んだ魔法の宝石。
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ドクター・ストレンジとソウル・ジェム

イルミナティのメンバーとなった結果、ストレンジはインフィニティ・ガントレットソウル・ジェムを所有することになったが、彼は決してそれを使用しないこと、そしてその在処を公表しないことを誓っている。ところが、ストレンジの魂はこの魔力に飢えたジェムに盗まれてしまった。また、ストレンジはサンクタム・サンクトラムの図書室にダークホールドの本を保管している。これは、モンテシ・フォーミュラを呼び起こし、マーヴェル・ユニバースの全てのヴァンパイアを滅ぼすために使用した。また、他のアイテムと共にアダム・ワーロックを打倒するためにも利用されたが、その後処分された。ストレンジはまた、破壊不可能な剣、ドラゴンファングも所有していた。これは、特定の魔法のバリアを破壊することができ、血液と接触すると魔法を吸収することもできる。ドラゴンファングは、カージダという名の東洋の魔術師が多次元のドラゴンの牙を彫刻して作ったもので、後にエンシャント・ワンの手に渡った。エンシャント・ワンはこれを弟子のドクター・ストレンジに受け継ぎ、ドクター・ストレンジはヴァルカイリーへと受け継いだ。ラグナロクの事件の最中、ヴァルカイリーは争いに巻き込まれ、その際に剣はソーの恋人であるレディー・シフの手に渡った。ところが、後にシフもアスガードの死を前にして没落してしまう。ミスティック・アルカーナにも記されているが、ヴァルカイリーは未だに蘇っていない。

自暴自棄になったストレンジは、アガモットの宝珠を含む全ての魔法の宝を邪悪なウルソナに奪われるのを防ぐために、それらを全て破壊する呪文を唱えることを強いられた(ただし、ダークホールドだけはストレンジの魔法でも破壊されなかった)。ところが、アガモットがそれらの宝を自身の領域にテレポートさせていたことが後に発覚し、数か月後にストレンジはそれを彼から返還される。

ドクター・ストレンジは自身の御守りを全て縮小し、アガモットの眼の後ろに隠した。それらを元のサイズに戻したのは、インフィニティ・ガントレットによって神となったアダム・ワーロックとの対戦を強いられた時であった。ジェム・オブ・スペースの効果を無効にするために、ワトゥーンブの巻物が非常に役立った。ワトゥーンブの風によって巻物を読むことを思い出したことで、ストレンジ、ピップ、ガモラは数秒間で何光年にも渡る距離をカバーすることができた。その後間もなく、ストレンジは自身のパワーを増大させ、例え数秒間でもアダム・ワーロックのパワーに合わせるために、全ての御守りを使い果たしてしまった。その戦いの後、ストレンジは帰宅し、巻物とその他の御守りを部屋の定位置に戻した。

魔法が染み込んだサンクタム・サンクトラムは、ついにそれ自体が宝として捉えられるようになった。サンクタムには3本の線がカーブした模様の円形窓があるが、このデザインは窓が何度破壊されても常に変わらない。このデザインはヴィスハンティの印であり、サンクタム・サンクトラムを最強の超自然的な侵入者(魔術的でない者も含む)から守っている。これは「ウィンドウ・オブ・ザ・ワールド」やアノマリー・ルーとも呼ばれる。ところが、この印はシャドウ・エルダーズの古代のパワーを利用したシャドウ・プリーストのヒロイムの攻撃から防ぐことができなかった(この時のヒロイムは本当の悪魔であったわけではなかったが、強い悲しみと怒りを抱いていた)。アヴェンジャーズの特定のメンバーらはこのことを知っており、フッドの陸軍のケミストロは、ヴィスハンティの力を直接破壊できるほどの力を持っていないにも関わらず、印を支えていた木材の化学成分を変化させ、破壊してしまった。

移動手段 編集

次元内および次元間を移動できるディメンショナル・テレポーテーションは(意外にも前者の方が魔法エネルギーの消費が大きい)、マーヴェル・ユニバースを取り巻く魔術エネルギーの呪文、またはワトゥーンブヴァルトールヴィスハンティなど特定の神秘的存在の力を利用して行うことができる。ストレンジは更にこれを、車、飛行機、電車、歩行など、日常的な移動手段にも適応させた。

武器編集

必要に応じて、ドクター・ストレンジは収集した魔法の武器を利用する。

別アースの同一キャラクター 編集

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