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  • ジェームズ・ブキャナン・"バッキー"・バーンズ(James Buchanan "Bucky" Barnes)軍曹は、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースの幼なじみであり、彼の右腕であった猟犬部隊・ハウリング・コマンドーズとして知られる第二次世界大戦時に集められた特殊ユニットの一員である。彼は作戦中に列車から落ちて死んだとされていたが、ヒドラ及びアーニム・ゾラの実験台にされ生き延びていた。薬物や血清によって強化され洗脳を施されたバーンズは、ヒドラの敵である数えきれないほどの人々を暗殺し、情け容赦ない暗殺者ウィンター・ソルジャーと化した。

ヒストリー[]

生い立ち[]

ジェームズ・ブキャナン・バーンズは、1917年3月10日に生まれた。 1930年、13歳の時、バッキーはひ弱でやせ細ったスティーブ・ロジャース少年がいじめられているのを助ける。このことから2人は親友となった。数年後、2人は美術の授業中にアメリカが第二次世界大戦に参戦したことを知る。それから2週間、バッキーはゴールディのボクシング・ジムで体を鍛える。バッキーとロジャースは2人でニューヨークの徴兵検査所に行くがロジャースは不合格となり、バッキーは合格した。

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー[]

真珠湾攻撃の後、軍に入隊したバーンズは功績を挙げ、軍曹に昇格する。

イングランドへ向けて旅立つ前日、バーンズはロジャースが路地で殴られているところを助ける。それから2人は万国博覧会に行くが、なんとしても兵役につきたいロジャースはそこで行われていた兵士募集に再度チャレンジする。ロジャースはバーンズの反対を押し切って検査所へ向かい、そこで2人は別れた。バーンズは翌日、第107連隊と共にイングランドに向けて出発。

1年後、バーンズを含む200名の軍人は戦略科学予備軍(SSR)の命令でヨハン・シュミット率いるナチスの研究所へ向かいヒドラと戦う。しかし150名が殺されるか捕まり、バーンズと後にハウリング・コマンドーズとなるメンバーも捕らえられてしまう。オーストリアの捕虜収容所に送られたバーンズたちはワルキューレという戦闘機を作らされていたが、肺炎にかかったバーンズは隔離された実験施設に連れて行かれてしまう。しかし1カ月とたたないうちにキャプテン・アメリカとなったロジャースが捕虜の解放のため基地に潜入し、実験台で苦しんでいたバーンズを救出。2人は崩れかけた施設を後にする。途中でシュミットとゾラに出くわすが、2人は無事30マイル離れたイタリアのSSR基地に戻った。

ロジャースの見事な救出劇の後、彼は公式に特別部隊に認められた。バーンズは、彼いわく「戦いから逃げない間抜けなブルックリン出身の小男」(ロジャースのこと)とともに仕事を完璧にこなす。それから数カ月後、その部隊はハウリング・コマンドーズとして知れ渡り、ヒドラの施設を破壊し軍隊を倒すという特別任務を遂行。そしてあるとき、バーンズ、キャプテン・アメリカ、そしてゲイブ・ジョーンズはジップラインを使ってヒドラの最高科学者であるアーニム・ゾラが乗っている列車に乗り込む。彼らは列車の中で銃撃戦を繰り広げ、ロジャースが倒れたとき、バーンズは彼の盾を取って敵の攻撃を防ぐ。しかし、彼の身体では衝撃に耐えられず電車の外に放り出されてしまった。ロジャースは彼を救うことができず、バーンズは氷で覆われた峡谷に落ち行方不明となってしまう。

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー プロローグ[]

"バーンズ軍曹…実験はすでに始まっている。君はヒドラの新しい兵器となるのだ。"
アーニム・ゾラ[ソース]

バーンズは107部隊で捕虜になっていた時にアーニム・ゾラから受けた実験のおかげで、左腕を失いながらも列車からの転落を生き残った。彼を発見したのはソ連のパトロールだが、最終的にこの転落した兵士を回収し、機械の腕を取り付けたのはヒドラだった。バーンズはさらに身体能力を高めるための実験を施され、S.H.I.E.L.D.に対するヒドラの秘密兵器としてそれまでの記憶はすべて消されたのち、冷凍保存された。

それから70年間、バーンズは任務遂行時のみヒドラの必要に応じて解凍され、数えきれないほどの要人暗殺に関わる。彼の卓越した戦闘技術と謎に包まれた存在から、情報機関は亡霊のように扱い実在を怪しむ声も多かった。こうした伝説から、バーンズはウィンター・ソルジャーの異名で呼ばれるようになった。

ある時、原子力技術者殺害の命令を受けたウィンター・ソルジャーは、ナターシャ・ロマノフに護衛されたターゲットを発見。ためらうことなく攻撃を仕掛けた彼は技術者とロマノフの乗る車を崖に追い詰める。技術者の転落をロマノフが救うのを見たウィンター・ソルジャーは、銃でロマノフの腹を撃ち抜きその後ろにいた科学者を殺害。そして追跡をかわして逃走した。

ロマノフとの遭遇から数年後、ウィンター・ソルジャーはロマノフを1人で追跡するため、部下についてこないようロシア語で命令する。これは、腕に記された赤い星と共に、ウィンター・ソルジャーが当時のソ連のために働いていたことを示している。

第二次世界大戦後、ソ連とアメリカは2つの「超大国」となった。ヒドラはS.H.I.E.L.D.にしたようにKGBにも潜入しており、ウィンター・ソルジャーはソ連崩壊後、アレクサンダー・ピアースの指揮下にあったと思われる。

アベンジャーズ[]

本編からは削除されたシーンで、ロジャースが見るファイルの中にバーンズの名前がある。そこには「戦闘中に行方不明」と書かれており、彼がまだ生きている可能性を示唆している。

エージェント・オブ・シールド[]

「シールド・アカデミー」[]

S.H.I.E.L.D.のエージェント、スカイグラント・ウォードは戦闘中に死亡した兵士の記念碑にバーンズの名前を見る。バーンズはS.H.I.E.L.D.結成前に死んだと考えられており、死後何らかの勲章を受けたと思われる。

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー[]

"殺した犯人は、ウィンター・ソルジャー。スパイの世界では伝説で、その存在を信じる者は少ない。あいつを追ってもムダ。まさに亡霊よ。"
―スティーブ・ロジャースに対してナターシャ・ロマノフ[ソース]

ニック・フューリーインサイト計画について調査を始めようとすると、このS.H.I.E.L.D.の長官を暗殺するため、ウィンター・ソルジャーが送り込まれる。ワシントンD.C.でフューリーと警察を装った強襲部隊が激しいカーチェイスを繰り広げている最中、ウィンター・ソルジャーが道路の真ん中に現れ、マグネティック・ディスク・グレネード・ランチャーを使ってフューリーのSUVを爆撃。ウィンター・ソルジャーはとどめを刺すためひっくり返った車に近づくが、フューリーは下水道に逃れた後だった。その夜、ウィンター・ソルジャーはスティーブ・ロジャースのアパートにいたフューリーを近くの建物の屋上から狙撃。闇に逃れようとしたウィンター・ソルジャーをロジャースが追いかけを投げつけて攻撃するが、彼は盾を受け止めるとロジャースに投げ返して姿を消した。

ロジャースとロマノフはインサイト計画を脅かす存在である、とS.T.R.I.K.E.チームのブラック・ラムロウは上司に報告。ウィンター・ソルジャーはアレクサンダー・ピアースの家でロジャースとロマノフの早急な抹殺を命じられる。彼はその命令を実行に移すべく、サム・ウィルソンと共にジャスパー・シットウェルを護送中だったロジャースとロマノフを高速道路で襲撃。ウィンター・ソルジャーはその強化された腕で、シットウェルを走行中の車から引っ張り出し、対向車線を走っていたトラックに投げつけて殺害する。 激しい戦いを経てウィンター・ソルジャーのマスクを引きはがしたロジャースは、すぐに死んだはずの親友の顔を認識。驚いたロジャースは「バッキー?」と尋ねるが、答えは「バッキーとは誰だ?」だった。

その夜、ウィンター・ソルジャーは次の任務のため治療を受けていた。その最中、列車からの落下、ゾラの実験、機械の腕など断片的に記憶を取り戻し始める。フラッシュバックから覚めたウィンター・ソルジャーは隣にいた博士を殴り飛ばす。そこへアレクサンダー・ピアースが現れ、ウィンター・ソルジャーはロジャースについて質問をする。しかしピアースは、ロジャースは任務の標的でただ職務を果たすようにと言うだけだった。ウィンター・ソルジャーがなおもロジャースを知っていると食い下がると、ピアースはもう一度、彼の記憶を消去するよう命じた。記憶の消去が始まるとウィンター・ソルジャーは苦しみの叫び声を上げた。

再び記憶を消されたウィンター・ソルジャーは、S.H.I.E.L.D.のエージェントたちがインサイト計画を実行に移すのをロジャースたちに阻まれないよう、トリスケリオンの発着場に姿を見せる。彼はクインジェットを奪い、ヘリキャリア・チャーリーに着陸してウィルソンとロジャースを待ち伏せる。現れた2人と戦い、ウィンター・ソルジャーはウィルソンの片翼を引きちぎり、ヘリキャリアの発着場に蹴り落した。

そしてロジャースを追い、ヘリキャリアの照準システムのブレードを交換するためにデッキに向かう彼の前に立ちはだかった。ロジャースは2人が敵同士ではないことを伝え、親友の記憶を取り戻そうとする。だがウィンター・ソルジャーはロジャースを肉弾戦で猛撃する。

互いに重傷を負いながら、ロジャースはなんとかブレードを交換し、照準システムと衛星のリンクを切断。そしてロジャースはS.H.I.E.L.D.エージェントのマリア・ヒルに、まだヘリキャリアに乗っているにもかかわらずヘリキャリアへの砲撃を始めるよう命じた。

ヘリキャリアが空中で攻撃を受けると、ウィンター・ソルジャーは鉄柱に足を挟まれ動けなくなっていた。ロジャースは彼の元へ行き、残りの力を振り絞って鉄柱を持ち上げウィンター・ソルジャーを救い出す。ロジャースは再び、彼の名はバッキー・バーンズであり、自分の生涯の友だと告げる。そして彼は盾を空中に捨てて戦いを拒んだ。ウィンター・ソルジャーは聞く耳を持たず、任務なのだと言ってロジャースに飛びかかり顔を殴りつける。ロジャースはかつて自分の母親が死んだときにバーンズがかけてくれた「死ぬまで一緒だ」という言葉を引用し、彼の記憶に語りかける。その後、2人は一緒に川に落ち、ウィンター・ソルジャーは水中に沈んだロジャースを引き上げ命を救う。ロジャースに息があることを確認した彼はそのまま姿を消した。

後にバーンズはスミソニアン博物館を訪れ、キャプテン・アメリカの展示を見る。そこで彼はかつての自分の記念碑を見つめるのだった。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン[]

スティーブ・ロジャースはアベンジャーズに加えサム・ウィルソンジェームズ・ローズらと共に、アベンジャーズ・タワーでヒドラに勝利したことを祝うパーティーに参加する。ロジャースとウィルソンは、バッキー・バーンズをいまだ捜索中であることについて話し合った。

アントマン(エンドクレジット後)[]

機械の腕を抑え込まれ、抵抗不可能な状態のバーンズを前にスティーブ・ロジャースとサム・ウィルソンが会話するシーンがある。ロジャースは彼に自分が分かるかと尋ね、バーンズはロジャースの母親の名がサラだと答える。ロジャースとバーンズはこの状況について話し合い、トニー・スタークには何も話さないことを確認した。ウィルソンは自分たちの「助けになる男」を知っていると話す。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ[]

ヒドラに洗脳されて罪を犯していたことに気づいたバッキー・バーンズ、別名ウィンター・ソルジャーは、自分の過去の記憶を取り戻し、再び洗脳されることのないよう政府や関係機関から姿を隠していた。だが、ある男の策略で爆弾事件の犯人として世界中から追われることになる。ロジャースとウィルソンが彼を救い出そうと奔走するも、囚われの身となってしまう。だがその厳重な監獄内で、精神科医に化けた真犯人が再び洗脳のための言葉を口にすると、バーンズはウィンター・ソルジャーに変貌して脱獄する。

その後、ロジャースとウィルソンはバーンズを捕まえることに成功。拘束され記憶を取り戻したバーンズは、真犯人の目的がまだシベリアの施設で冷凍保存されている他の超人兵士たちだと推測する。

協定のを巡ってアベンジャーズが対立するなか、ロジャースとウィルソンはクリント・バートンワンダ・マキシモフに加え、アントマンことスコット・ラングを仲間に加え、シベリアへ向かうことを決意。だが、そこにトニー・スタークナターシャ・ロマノフジェームズ・ローズヴィジョンティ・チャラが立ちはだかる。

飛行場での激しい戦いの後、ロジャースとバーンズの2人はなんとかシベリアに向けて飛び立った。かつてバーンズが実験されたその施設の中枢部に向かうと、バーンズは犯人ではないと気づいたスタークが2人に協力しようと後を追いかけてきた。その施設の中には、真犯人であり、バーンズを再び洗脳状態にした男が待ち構えていた。彼はウルトロンとの戦いで壊滅したソコヴィアで家族を亡くしており、アベンジャーズに復讐を誓っていたのだった。彼はかつてヒドラの暗殺者だった頃のウィンター・ソルジャーが、スタークの父ハワード・スタークを殺す映像を3人に見せる。怒り狂ったスタークから攻撃を受け、倒れるバーンズ。ロジャースは「彼は友人だ」と必死にスタークを止めようとし、キャプテン・アメリカとアイアンマンの激しい戦いが繰り広げられる。

(クレジット後)アイアンマンとの戦いの後、ティ・チャラの手引きで、スティーブと共にワカンダに亡命した。機械の腕を外し、冷凍睡眠装置に入るバーンズ。彼は自分が危険な存在であり、洗脳を解く方法が見つかるまで眠りにつくのが一番だとロジャースに語るのだった。


目覚め[]

シビル・ウォーから1年が過ぎた頃、ワカンダ王国のとある小さな村で目を覚ましたバッキーは、ティ・チャラの妹にして天才科学者のシュリの補助のもと外へ出ていくと、どこか落ち着いたような表情をしていた。

特徴[]

バーンズはスティーブ・ロジャースととても親しく、いつも彼をならず者たちから守っていた。しかし、ゾラの実験とヒドラの洗脳により、バーンズはウィンター・ソルジャーとして知られる暗殺者になってしまう。ナターシャ・ロマノフが言うように、彼は24人以上もの人を暗殺した。彼は任務を遂行するまで止まらず、ためらいや後悔なくターゲットを排除する。たいていは非常に冷静で、いかなる不測の事態にも備えている。しかしロジャースが、彼の記憶が封印されているにもかかわらずその本名を呼び続け、感情のコントロールを失わせた時のように、激昂することもある。

バーンズは非常に訓練された兵士であり、熟練された闘士であり、そして射撃の才能がある。戦いにおいては銃を使い、狙撃で任務をこなすことが多い。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』にあるように、バーンズは格闘技の才能もある。あらゆる銃火器や爆弾に精通し、ナイフ術や狙撃のプロである。

力と能力[]

アーニム・ゾラの列車からの墜落を生き残り、バーンズはヒドラによって発見された。その後、バーンズの記憶はヒドラの科学者によって消され、細胞を活性化し、身体的能力も向上する血清を打たれる。ヒドラがS.H.I.E.L.D.の影で活動する中で、バーンズはゾラやさまざまな科学者により多くの実験を施され、そしてヒドラの秘密兵器「ウィンター・ソルジャー」となる。

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強化された強さ:ウィンター・ソルジャーの身体的な強さは人間の限界値まで高められている。ヒドラは彼の左腕の残された部分を排除し、機械の腕を取り付けた。サイボーグの腕によりロジャースのような卓越した強さを得る。ウィンター・ソルジャーはS.H.I.E.L.D.の武装車を切り裂くことができる。また、動いている車の中からジャスパー・シットウェルを外に投げ飛ばした。サイボーグの腕だけが強さの源ではなく、ヒドラによる血清によるところも大きい。足で蹴ったり右腕で殴りつけたり、常人をはるかにしのぎ、キャプテン・アメリカと同じくらい強い。

高い耐久力:ウィンター・ソルジャーの骨と筋肉はキャプテン・アメリカよりも密で強靭であり、常人をはるかにしのぐ耐久力がある。ゾラの実験により極限まで強化され、常人やキャプテン・アメリカでも死ぬであろう東アルプス山脈からの転落も生き延びる。ウィンター・ソルジャーは屋根や窓を壊し、橋の上から車の屋根まで飛び降りることができる。

人間の限界の速度:ウィンター・ソルジャーは常人よりもはるかに早く動くことができる。ウィンター・ソルジャーの速さはキャプテン・アメリカと同等で、彼を捕まえることは困難である。

人間の限界の体力:ウィンター・ソルジャーの筋肉組織は常人と比べて、動いている間に分泌される疲労毒素が少ない。

人間の限界の反射神経と機敏性:ウィンター・ソルジャーの反射速度と機敏さは常人をしのぐ。キャプテン・アメリカが彼を追って盾を投げた時、機械の腕で簡単につかみ、それを投げ返した。ウィンター・ソルジャーはファルコンの機械銃をかわすことができる。

早い治癒力:ウィンター・ソルジャーは傷の回復が早い。これは彼の健康と若さも関係している。この治癒力により東アルプス山脈からの転落を生き延びたが、左腕を再生することはできなかった。

老化速度の遅さ:人体冷凍の期間により(そもそも細胞再生の早さにもよるが)ウィンター・ソルジャーは年をとるのが遅い。1990代後半になっても、若々しい肉体を保ち、20代後半の外見をしている。彼は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の時と変わりがない。

その他の能力[]

戦闘の達人:ヒドラで幅広い訓練を受け、バーンズはスーパーソルジャーにも匹敵する暗殺の達人となった。1対1の対戦において、すべての動きに対応する。ウィンター・ソルジャーは片手で12人の武装したクインジェットパイロットを殺し、無傷で逃げた。キャプテン・アメリカとの戦いの中で、ウィンター・ソルジャーは非常に正確かつ残忍、殺人的な戦闘スタイルで、接近戦では銃やナイフを使う。戦闘においては臨機応変で、キャプテン・アメリカと戦う時、ヴィブラニウムの盾を取り、それを逆に武器として使うという計算高さも見せた。

狙撃の達人:ウィンター・ソルジャーは原子力技術者を殺害するため、その前にいたナターシャ・ロマノフの腹を撃ち抜いて技術者に命中させた。ウィンター・ソルジャーはライフルを使わずに長距離の狙撃ができる。例えば、ロジャースのアパートにいるニック・フューリーを別の建物の屋上から何度も狙撃した。

操縦の達人:ウィンター・ソルジャーはパイロットを殺した後、クインジェットをハイジャックした。

弱点[]

ヒドラによる70回以上にわたる洗脳で、バーンズが心にどれほどのダメージを負っているのか想像もできない。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』では、彼がロジャースのことをわずかに思い出し始めた時にアレクサンダー・ピアースが彼の記憶を完全に消すことを要求し、どれほどの痛みを伴う処置かを見せられた。椅子に縛り付けられ、マウスガードをつけられてから頭に電気を流されて、痛みの悲鳴を上げていた。ヒドラが、彼が以前の記憶を思い出し始めていると感じた時は必ずこの処置をバーンズに施した。わずかな間、強硬症にして脳にダメージを与え、任務遂行におけるわずかな感情と強暴性しか残されていない状態になる。

装備[]

  • Eユニフォーム:ヒドラは軽量で戦略的なスーツをバーンズにデザインし、世間に向けて彼のアイデンティティーを隠してきた。ユニフォームはノーメックスとケブラー繊維でできている。この軽量スーツは防弾性を持ち、接近戦では高い柔軟性を発揮する。
  • 兵器:ユニフォームには戦闘におけるさまざまな武器が備えられている。主な武器は2つのナイフと、サブマシンガン、ハンドガンである。ウィンター・ソルジャーは任務に必要な他の武器も持ち、グレネードや、グレネードランチャー、磁性爆弾を打つ銃、そしてアサルトライフルである。
  • サイバネティック・アーム: 左腕を欠損したバッキーに移植された左義手。ヒドラ製のものとワカンダ製のものの2種類が登場する。

  ヒドラ製 ゾラ率いるヒドラの技術者らによって開発され、バッキー/ウィンター・ソルジャーに移植された左義手。チタニウムでできた銀色の体に数本の黒いスリットが入り、左肩側面にはソ連共産党を表す赤い星がマーキングされている。銃弾でも傷付かない非常に高い強度と、バッキー/ウィンター・ソルジャーの身体能力が相まって、大人の男性一人を軽々と投げ飛ばし、改良された自動車の強化外装も易々と破壊するほどの指圧と腕力を発揮する。パワーを高めると、モーターの回転音のような駆動音を発する。物理的な強度に反して電気的な攻撃には弱く、ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ ウィドウの“テイザー・ディスク”を受け、一時的に機能不全を起こしたこともある。

接近戦におけるバッキー/ウィンター・ソルジャーの主戦力となるが、トニー・スターク/アイアンマンとの死闘で相手の“ユニビーム”をゼロ距離で喰らい、蒸発してしまう。

ワカンダ製 ヴィブラニウムを材料にワカンダで新たに制作され、バッキーに移植された左義手。本体の形状と数本のスリットはヒドラ製のものと同様だが、カラーは青みがかった黒鉄色をベースとし、スリットが金色であり、左肩側面にマーキングも施されていない。現在のところ、特殊機能などの描写は無い。


相関関係[]

  • スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ - 親友。一時的に敵となったがその後、友に戻った
  • ハウリング・コマンドーズ - 第二次世界大戦時の所属部隊
  • ダム・ダム・デューガン - 味方
  • ガブリエル・"ゲイブ"・ジョーンズ - 味方
  • ジム・モリタ - 味方
  • ジェイクス・ダニエル - 味方
  • モンゴメリ・ファルズワース - 味方
  • 戦略化学予備軍 - 第二次世界大戦時の所属部隊
  • ペギー・カーター- 第二次世界大戦時、ロジャースの紹介で知り合う
  • ハワード・スターク- 暗殺の被害者
  • チェスター・フィリップス - 第二次世界大戦の味方で上官
  • KGB - かつての味方
  • ヒドラ- 敵。かつての味方
  • アレクサンダー・ピアース-かつての上官で司令官

登場作品/俳優[]

マーベル・シネマティック・ユニバース(4本の映画)

マーベル・シネマティック・ユニバース(1本のテレビシリーズ)

  • エージェント・オブ・シールド
    • 「シールド・アカデミー」 (言及のみ)
    • 「スピード」 (言及のみ)
    • 「始まりの終わり」 (アーカイブ出演)

マーベル・シネマティック・ユニバース(3冊のコミック)

  • キャプテン・アメリカ:ファーストヴェンジェンス (初登場)
  • アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン・プレデュード −このセプタード島
  • アベンジャーズ:オペレーション・ヒドラ (写真のみ)

舞台裏[]

  • セバスチャン・スタンは当初キャプテン・アメリカの役として考えられていたが、代わりにバーンズの役になった。
  • キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』からのスティーブ・ロジャースのユニフォームは、原作とコードネームであるウィンター・ソルジャーに基づいている。
  • この役について、スタンは「スティーブ・ロジャースとバッキーは孤児であり、兄弟のようだ。ともに育ち、お互いを追いかけて成長する。これはとても生身の人間らしいところなんだ…僕はスティーブ・ロジャースがキャプテン・アメリカになる前から彼らの関係がどう変化していくのかにも意識して観てほしい。常に競争で、いつも片方が勝つ。僕はスティーブが変化し、突然スティーブがリーダーになってバッキーがどう影響されていくのかを意識したよ」と述べている。
  • アーニム・ゾラ博士のヒドラ研究所でバーンズが機械につながれ、軽い鬱状態になっているのをロジャースが発見する。これらの実験は彼が転落事故から生き延びることにつながる。
  • バーンズは映画でヒドラのスパイであるが、彼の身体はソ連によって奪回された。ブラック・ウィドウを追う時に、ロシアの武器を使いロシア語を話すことから、ヒドラがS.H.I.E.L.D.にしたように、KGBにも潜り込んでいることが推測できる。ヒドラが多くの政府機関に潜り込み歴史を操作してきたことは、アーニム・ゾラ博士の証言によって明らかになる。第二次世界大戦が勃発し、アメリカとソ連は2大超大国となり、潜伏組織の存在を可能にした。
  • ウィンター・ソルジャーの役を準備するにあたって、セバスチャン・スタンは5カ月にもわたる訓練と歴史調査をした。「僕は冷戦のすべての歴史にどっぷり浸かったよ。僕はKGBを調べた。すべてのスパイ映画を見て、当時のドキュメンタリーを見て、冷戦とは何かについて調べたよ。当時についてのことや、洗脳についてのことを何かつかんだ気がするよ」。
  • スタンは厳しい戦闘や武器の訓練も経験した。動きを自然にするために、プラスチックのナイフを持ちながら動く訓練を1日中していたため、彼は多くの幼なじみにからかわれた。

トリビア[]

  • コミックでは、バーンズはスティーブ・ロジャースよりも若い。ジョー・サイモンとジャック・カービーの原作では、バーンズはキャプテン・アメリカ連隊の10代のマスコットである。後に年をとらせて年齢調整される。アルティメット・ユニバースでは、バーンズは幼少期にロジャースと友達だった落下傘兵/戦場写真家として描かれていて、しばしば彼をならず者から守っていた。ロジャースが海に落ちてから57年後、そして蘇る数年後、バーンズは年をとってがんになった古参兵で、戦時中のロジャースの恋人と結婚していた。
  • バーンズのコードネームはウィンター・ソルジャーで、コミックでの彼の年老いた姿のようである。
  • コミックでは、バーンズはマスクをかぶり、顔を隠している。
  • バーンズは『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の中で、アーニム・ゾラ博士の列車内でキャプテンの盾を使った。これはコミックでロジャースが海に落ち、バーンズがニュー・キャプテン・アメリカになることと関連している。
  • コミックでは、バーンズはナターシャ・ロマノフのトレーナーで恋人である。バーンズの復活から再び恋心を燃やし、関係は安定している。
  • ウィンター・ソルジャーの製作者であるエド・ブルベイカーは、バーンズがウィンター・ソルジャーになる間に科学者としてカメオ出演している。
  • スミスソニアン博物館の伝記によると、バーンズの誕生は1916年か1917年のどちらかであり、ロジャースより1つか2つ年上である。しかしながら、彼の死は1944年であり、ゾラ博士の列車からの転落後に死亡したと想定されている。皮肉にも、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のポストクレジットでは、バーンズは博物館の展示を訪れ、死んだと書かれている自分の伝記を読んでいる。
  • バーンズとロジャースは最初の映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』から出ているキャラクターで、現在でも生きている。
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